名称:「The Original」21_21 DESIGN SIGHT
会期:2023年3月3日(金) – 6月25日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
休館日:火曜日(3月21日は開館)
開館時間:10:00 – 19:00 (入場は18:30まで)
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
特別協賛:三井不動産株式会社
展覧会ディレクター:土田貴宏
企画原案:深澤直人
アートディレクター:佐藤 卓
グラフィックデザイン:飯田将平(ido)
会場構成:吉田裕美佳(FLOOAT, Inc.)
企画協力:田代かおる
写真:ゴッティンガム
21_21 DESIGN SIGHTディレクター:佐藤 卓、深澤直人
アソシエイトディレクター:川上典李子
住所:〒107-0052東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
TEL:03-3475-2121
URL:21_21 DESIGN SIGHT
本展では、世の中に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、紹介します。ただし、ここでいう「The Original」は必ずしもものづくりの歴史における「始まり」という意味ではありません。多くのデザイナーを触発するような、根源的な魅力と影響力を備え、そのエッセンスが後にまで繋がれていくものです。
これまで21_21 DESIGN SIGHTでは、「デザインは生活を楽しく、豊かにし、思考や行動の可能性を広げてくれるものである」という考えに基づき展覧会を開催してきました。生活の中にある多様なデザインは、その歴史の中で影響しあい、時代に求められる形へと展開し続けています。しかし、生活様式が目まぐるしく変化する現代の社会では、そのデザインのエッセンスを見失いがちであるだけではなく、溢れる情報の中で、それに出会おうとする意欲すらも薄れているかもしれません。
世界の流行や潮流(トレンド)に適応することではなく、目の前にあるデザインの参照点であり、すべての端緒となる「The Original」をたどること。そしてあらためて見つめなおすことは、デザインの時間を超えた文脈と、それらを生み出したデザイナーたちとのつながりをもたらすでしょう。
会場では、デザインの第一線で活躍する3名—本展ディレクターの土田、企画原案の深澤直人と企画協力の田代かおるによって選ばれた100点以上のプロダクトを展示。家具、食器からテキスタイルや玩具などの「The Original」が並びます。あわせてその魅力を伝える写真やテキスト、選考過程や関係性を説明する資料などを通して、「The Original」の背景にある考え方をあますところなく紹介します。
私たちの日常にあるデザインをつぶさに見ていくと、創造の原点となったものは個人と社会のヴィジョンの交点に生まれてきたとも言えます。それらに「The Original」として再び目を向けることが、未来のデザインを生み出し、思考や行動の可能性を広げることにつながると信じています。
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