開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」大田区立龍子記念館

開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」大田区立龍子記念館

名称:開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」大田区立龍子記念館
会期:2023年2月11日(土)〜3月12日(日)
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
料金:大人(16歳以上):500円  小人(6歳以上):250円
   ※65歳以上(要証明)、未就学児及び障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、その翌日に休館)
会場:大田区立龍子記念館
住所:〒143-0024東京都大田区中央4-2-1
TEL:03-5777-8600
URL:大田区立龍子記念館

開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」大田区立龍子記念館
開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」大田区立龍子記念館

龍子記念館は、日本画家・川端龍子(かわばた りゅうし、1885-1966)が文化勲章受章と自身の喜寿を祝って自邸の前に造りあげた美術館で、令和5年に開館60周年を迎えます。
それを記念した本展では、日本画壇の重鎮として美術ファンならずとも知る横山大観(1868-1958)と龍子とのドラマティックな交流を紹介。
日本画家としての龍子の歩みは、大観らが率いる再興日本美術院(院展)で、活躍の舞台を得た大正期に始まります。龍子は大観を師父のように慕い、大観も龍子に期待をかけて重用しました。しかし、龍子は自らの芸術観を主張して1928(昭和3)年に院展を脱退、それから二人が和解するまで二十余年の歳月を必要としました。大観の最晩年には、大観、龍子に川合玉堂が加わり、こぼれんばかりの笑顔をたたえ、三巨匠展が開催されています。
本展においては、若き日の大観の代表作《無我》(1897年、水野美術館蔵【後期のみ展示】)や陶淵明を描いた《陶靖節》(1919年頃、横須賀美術館蔵)、龍が波間から富士へと昇っていく晩年の一作《或る日の太平洋》(1952年、東京国立近代美術館蔵)の他、《神国日本》(1935年、名都美術館蔵)等の富士の図を展示します。また、龍子の作品は、樗牛賞を院展において受賞した《霊泉由来》(1916年、永青文庫蔵)や院展脱退後に依頼制作された大作《潮騒》(1937年、髙島屋史料館蔵)を展示、さらには、大観、玉堂、龍子による三巨匠展「松竹梅」出品作等を通じて、日本美術史に残されていくべき二人のドラマに光を当てていきます。

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