「戸谷成雄 彫刻」埼玉県立近代美術館

《森Ⅸ》2008年 ベルナール・ビュフェ美術館蔵 撮影:山本糾 画像提供:武蔵野美術大学 美術館・図書館

名称:「戸谷成雄 彫刻」埼玉県立近代美術館
会期:2023年2月25日(土) ~ 5月14日(日)
休館日:月曜日(5月1日は開館)
開館時間:10:00 ~ 17:30 (展示室への入場は17:00まで)
観覧料:一般1200円(960円)、大高生960円(770円)
   ※( ) 内は20名以上の団体料金。
   ※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方 (付き添いの方1名を含む) は無料です。
   ※併せてMOMASコレクション (1階展示室) もご覧いただけます。
住所:〒330-0061埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
TEL:048-824-0111
URL:埼玉県立近代美術館

「戸谷成雄 彫刻」埼玉県立近代美術館
「戸谷成雄 彫刻」埼玉県立近代美術館

日本の現代美術を代表する彫刻家・戸谷成雄は愛知県立芸術大学で彫刻を専攻したのち、1970年代より本格的な活動を開始しました。彫刻というジャンルが批判や解体にさらされていく同時代の美術潮流のなかで、戸谷は彫刻の起源や古今東西の彫刻表現を探究し、彫刻とは何かを問い続けました。木材の表面をチェーンソーで彫り刻む「森」シリーズの発表を機に80年代から国内外で高く評価され、ヴェネチア・ビエンナーレ(1988年)をはじめ数多くの国際展に参加してきました。90年代より「《境界》から」、「ミニマルバロック」シリーズ、2000年代より「洞穴体」シリーズ、近年には「視線体」シリーズなど優れた作品を手がけ、精力的な活動を続けています。

《森の象の窯の死》1989年 東京都現代美術館蔵 撮影:山本糾 ©Shigeo Toya Courtesy of ShugoArts
《森の象の窯の死》1989年 東京都現代美術館蔵 撮影:山本糾 ©Shigeo Toya Courtesy of ShugoArts

本展では「森」シリーズなど代表作を含む約40点によって、半世紀にわたる実践を振り返ります。さらに「森」に至るまでの初期の模索にも焦点を当て、初公開となる卒業制作の人体彫刻や資料類をあわせて紹介し、戸谷成雄の創作の原点を検証します。

《双影体Ⅱ》2001年 愛知県美術館蔵 撮影:武藤滋生 ©Shigeo Toya Courtesy of ShugoArts
《双影体Ⅱ》2001年 愛知県美術館蔵 撮影:武藤滋生 ©Shigeo Toya Courtesy of ShugoArts

戸谷成雄(1947-)は1970年代から彫刻家としてのキャリアをスタートさせ、戦後の日本美術における彫刻表現を牽引してきました。本展では初期作品や「森」、「ミニマルバロック」シリーズなどの代表作を紹介し、その活動の全貌を振り返ります。

《洞穴体Ⅴ》2011年 撮影:山本糾 画像提供:武蔵野美術大学 美術館・図書館
《洞穴体Ⅴ》2011年 撮影:山本糾 画像提供:武蔵野美術大学 美術館・図書館
《森Ⅸ》2008年 ベルナール・ビュフェ美術館蔵 撮影:山本糾 画像提供:武蔵野美術大学 美術館・図書館
《森Ⅸ》2008年 ベルナール・ビュフェ美術館蔵 撮影:山本糾 画像提供:武蔵野美術大学 美術館・図書館
《視線体ー連》2020年 撮影:怡土鉄夫 ©Shigeo Toya Courtesy of KENJI TAKI GALLERY
《視線体ー連》2020年 撮影:怡土鉄夫 ©Shigeo Toya Courtesy of KENJI TAKI GALLERY
《POMPEII‥79 Part1》1974/1987年 撮影:山本糾 ©Shigeo Toya Courtesy of ShugoArts
《POMPEII‥79 Part1》1974/1987年 撮影:山本糾 ©Shigeo Toya Courtesy of ShugoArts

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
  2. 特別陳列「洞窟から探る人類史 東南アジアの洞窟遺跡」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
  3. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
ページ上部へ戻る