「第4期 特集: 杉本みゆき – 移ろいゆく景色の中で – 」岩手県立美術館

杉本みゆき 《群青色の果て》 2014年

名称:「第4期 特集: 杉本みゆき – 移ろいゆく景色の中で – 」岩手県立美術館
会期:2023年1月28日(土)~2023年4月23日(日)
   前期: 1月28日(土)ー3月12日(日)
   後期: 3月14日(火)ー4月23日(日)
開館時間:9:30 〜 18:00
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 410円、大学生 310円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場:岩手県立美術館
住所:〒020-0866岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL:019-658-1711
URL:岩手県立美術館

杉本みゆき 《SPICY MOON》 1999年
杉本みゆき 《SPICY MOON》 1999年

岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎展示室、松本竣介・舟越保武展示室の3室でコレクションを公開しています。
今期は、盛岡市在住の画家、杉本みゆきを特集します。1955年、青森県に生まれた杉本は、京都で絵画を学んだ後盛岡に移り、以後、主に盛岡と東京で活躍してきました。夕暮れや雨降りなど日常の光景を感覚的に捉え、女性らしく清新な色彩、大胆な構図と筆遣い、素材の斬新な使い方により独特の抽象絵画を描き続けてきた杉本。現在では東北を代表する作家の一人として評価されています。当館コレクションに、今回のための新作を含む作家所蔵の作品を加えた18点により、50年近くにわたる画業の中での作風の変遷をたどります。
このほか今期の展示では、冬をキーワードに選んだ作品を中心にご覧いただきます。小笠原哲二が温かい眼差しで描いた地元盛岡の冬景色、吉田清志が圧倒的迫力で描いた会津の雪山から、澤田哲郎が線の動きによって抽象的に捉えた風雪まで、バラエティ豊かな冬の表現をご堪能ください。また、舟越直木や村井俊二らの作品も展示し、杉本と同じ1950年代生まれの作家による抽象表現の世界もご覧いただきます。
なお、工芸コーナーでは、伝統的な鋳金に現代的なセンスを取り入れた鈴木貫爾のほか、岩手の現代美術をけん引し、昨秋に他界した大宮政郎を、彼と同時代に活躍した杉村英一と共にご紹介します。個性あふれる作品の数々をこの機会にじっくりとお楽しみいただければ幸いです。

杉本みゆき《SPICY MOON》1999年
杉本みゆき《SPICY MOON》1999年
杉本みゆき 《群青色の果て》 2014年
杉本みゆき 《群青色の果て》 2014年

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