名称:2023年度 春夏プログラム「大巻伸嗣─地平線のゆくえ」弘前れんが倉庫美術館
会期:2023年4月15日(土)〜10月9日(月・祝)
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:⻘森県弘前市吉野町 2-1
開館時間:9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜日(4月25日(火)、5月2日(火)、8月1日(火)は開館)
観覧料:一般 1,300円(1,200円)、大学生・専門学校生 1,000円(900円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下、弘前市内の留学生、満65歳以上の弘前市⺠、ひろさき多子家族応援パスポートの持参者、障がい者および付添者1名は無料
住所:〒036-8188青森県弘前市吉野町2-1
TEL:0172-32-8950
URL:弘前れんが倉庫美術館
1971年生まれのアーティスト・大巻伸嗣(おおまき しんじ)は、「存在」とは何かをテーマに、ダイナミックで幻想的な空間インスタレーションなどを展開してきた。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、そしてこれらの境界としての身体の関係性に着目し、外界・内界・身体のあわいに揺れ動く曖昧な「存在」に迫るため、身体的時空間を生みだすことを試みてきた。
東北地方初の個展となる「大巻伸嗣展(仮)」では、近年の代表作のひとつ「Liminal Air Space-Time」シリーズをはじめ、新作インスタレーションを中心に展示。同シリーズでは、1枚の薄い布が大きく波打つように動き、人びとに秘められた身体感覚を呼び覚ましてゆく。
これまでに世界各地で、その土地の風土や記憶を反映させた作品を発表してきた大巻は、本展の開催に先駆けて、⻘森県内各地の風物や自然、信仰の姿などについて取材を行っている。大巻はそこで、人や自然、物質や精神の生と死とが円環をなす死生観を、本展のテーマとして見出した。会場では、普段は感じられない時間や空間の境界の揺らぎや目には見えない重力などを、作品を通して体感することで、世界の存在そのもの、そして生と死といった問いに静かに向き合うことができるだろう。
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