名称:「サラ・ローゼン & リチャード・スペア 作品 展」伊勢丹新宿店
会期:2023年3月15日(水) ~ 2023年3月28日(火)
場所:本館6階 アート&フレーム[最終日午後6時終了]
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1
TEL: 03-3352-1111
URL: 伊勢丹新宿店
最も古典的な絵画技法である蜜蝋画で、柔らかに花や果物を描くサラ・ローゼン氏。
ベルベットの様な質感を感じさせるドライポイントの技法で花々を描くリチャード・スペア氏。
本展では両氏の作品約30点を展示販売いたします。
■サラ・ローゼン Sara Rosen
1960年ポーランド・ワルシャワに生まれる。
幼少期より学校及び地域の美術クラス、そしてバレエの稽古に熱心に参加する。
静物画を中心に制作活動を始め、色のバランスや構図の取り方を学んでいく。
19歳の時にカナダに移住し、英語と新しい環境に格闘しながらも本格的に絵画の制作を始める。
蜜蝋画は最も古典的な絵画技法の一つで、その昔まだ人々が洞窟に住んでいた時代には蜂の巣から採取した蝋と花粉を混ぜて絵具の代わりにしていたとも言われている。
ローゼンは蜂の蝋と人口の蝋を混ぜたものを使用しており、その独特の絵具が、作品に見られる様な重みのある質感を造り出している。
柔らかに描かれた花々、数個配置されただけのシンプルな果物、そして抽象的に塗られた背景という組み合わせは、現実と非日常的のちょうど中間のような不思議な空間を生み出している。
ローゼンの世界はヨーロッパ、カナダ、そしてアメリカ国内の個人宅や企業のギャラリーに所蔵されている。
■リチャード・スペア Richard Spare
1951年、英国生まれ。版画の摺り師として第一人者のスペアはこれまでデビッド・ホックニー、ジム・ダイン、ハワード・ホジキンなどの作品の制作を手がけてきた。その一方で、卓越した技術を駆使して自らの版画制作にも力を注いでいる。
アトリエには自身でデザインした庭を造り、この空間がスペアの作品の新たな出発点となった。
彼の制作スタイルは直感的なもので、原画を版画にするのではなく、直接銅版にイメージを刻みこみ手彩色で仕上げている。
ドライポイント、エッチングの技法を用いて表現されるスペア特有のベルベットのような質感は、シンプルな構図の中に深みのある空間を創り出している。
1983年より現在に至るまで、毎年イギリス、アメリカ、オーストラリアなど多くの展覧会への参加・個展開催と積極的な活動を行っており、各地で高い評価を受けている。
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