名称:「夢と自然の探求者たち―19世紀幻想版画、シュルレアリスム、現代日本の作家まで」群馬県立館林美術館
会期:2023年4月22日(土)〜2023年6月25日(日)
会場:群馬県立館林美術館
時間:9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日
※ただし、5月1日(月)は開館
観覧料:一般 620円 (490円)
大高生 310円(240円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
※群馬在住の65歳以上の方は平日のみ2割引
住所:〒374-0076群馬県館林市日向町2003
TEL:0276-72-8188
URL:群馬県立館林美術館
夢や幻想、あるいは大いなる自然や野性の力は、古来より美術の表現を導いてきました。本展では、理性の彼方にある人間の無意識や直感と関わる近現代の美術を、群馬県立館林美術館と群馬県立近代美術館、足利市立美術館の浅川コレクションそして個人コレクションの作品により紹介するものです。
19世紀後半、西欧では、近代化の陰で、自然と人間の生死を見つめ、ひそやかに描かれた絵、語られた詩や物語がありました。20世紀に入ると、第一次世界大戦の惨禍から合理主義は疑われ、人間の純粋なる精神活動、内的なイメージを探求するシュルレアリスムが興隆します。本展前半では、グランヴィル、ルドンからベルメール、ゾンネンシュターン、マッタやアペルまで、幻想的な版画や潜在意識に導かれた絵画を紹介します。
日本では、群馬出身の福沢一郎が滞仏中にシュルレアリスム絵画をいち早く実践しました。その後、本来のシュルレアリスムから跳躍し、あるいは無意識に、人間の内面と自然を重ね、造形のエネルギーとした作家たちは枚挙にいとまがありません。本展後半では、自然の力を多彩な創作に取り込んだ勅使河原蒼風をはじめ、様々な近現代の作家を紹介します。さらに、群馬県北西部の六合くにの山で制作を行ったスタン・アンダソン、近年、廃材を用いたブリコラージュにより人間像を制作する館林在住の亀山知英ら、地域の作家にも光を当てます。
◆ 主な出品作家
J.-J.グランヴィル、オディロン・ルドン、マックス・エルンスト、パウル・クレー、ジャン・デュビュッフェ、サルバドール・ダリ、フリードリヒ・シュレーダー=ゾンネンシュターン、ハンス・ベルメール、カール・ブロスフェルト、ロベルト・マッタ、ジョアン・ミロ、カレル・アペル、ピエール・アレシンスキー 他
福沢一郎、勅使河原蒼風、瀧口修造、鶴岡政男、岡本太郎、深沢幸雄、福島秀子、池田龍雄、今井俊満、桜井孝身、須田一政、大岩オスカール、大坂秩加、加藤泉、加納光於、鴻池朋子、近藤正勝、安田千絵、横尾忠則、シンゴ・ヨシダ、スタン・アンダソン、亀山知英
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