名称:ジョアンナ・ピオトロフスカ 「砦」HAGIWARA PROJECTS(ハギワラプロジェクツ)
会期:2023年3月25日(土)~2023年4月22日(土)
開館時間:12:00 〜 19:00
休館日:日曜日、月曜日、火曜日
アーティストレセプション:2023年3月25日(土) 18:00 から 19:00 まで
入場料:無料
会場:HAGIWARA PROJECTS(ハギワラプロジェクツ)
住所:〒135-0006 東京都江東区常盤1-13-6 1F
TEL:03-6300-5881
URL:HAGIWARA PROJECTS(ハギワラプロジェクツ)
この度HAGIWARA PROJECTSでは、3月25日よりポーランド出身の写真家ジョアンナ・ピオトロフスカの個展「砦」を開催します。作家にとって日本での初個展となります。
ロンドンを拠点に活動するピオトロフスカは、近年テート・ブリテンやクンストハーレ・バーゼルにて相次いで個展を開催し、2018年のニューヨーク近代美術館(MoMA)、2022年のヴェネツィア・ビエンナーレの企画展「The Milk of Dreams」、同年のリヨンビエンナーレに参加するなど、現在最も注目される若手作家の一人です。
ピオトロフスカは、家族の構造や人間の行動と、社会、文化的生活を含む広いシステムとの関係性に焦点を当てた写真作品を制作しています。奇妙に絡み合う身体や、護身術のマニュアルにある身振りや動作を行う女性を撮影した作品は、優しく親密な日常のジェスチャーを、解放と抑圧という新しいシナリオに変換します。
本展で紹介するのは、大人たちが自宅で家具や調度品を使って造作した“シェルター”を撮影したシリーズです。シェルターは、砦作りや秘密基地といった子供の遊びを思い起こさせますが、大人が関わる場合は家庭内での権力の階層、不安、押し付けられた慣習、そして更には政治的、経済的な要因により拡大する不平等の概念までもつきつけます。
本展で紹介するもう一つのシリーズ「Enclosures」は、動物園の檻や囲いを撮影した作品です。動物の生活を「豊かに」するために人間が設計した玩具やオブジェを撮影し、保護と抑圧の間に働く二項対立をさらに際立たせています。
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