「向井潤吉からの贈りもの」世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館

「向井潤吉からの贈りもの」世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館

名称:「向井潤吉からの贈りもの」世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
会期:2023年4月1日(土)〜2023年9月10日(日)
会場:世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 ただし、祝・休日と重なった場合は開館し、翌平日休館
観覧料:一般 200円(160円)
   大高生 150円(120円)
   65歳以上/中小生 100円(80円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※障害者の方は100円(80円)。ただし障害者で、小・中・高・大学生、および障害者の介護者(当該障害者一名につき、一名に限る)は無料。証明書を提示のうえ、お申し出下さい
   ※小・中学生は、土・日・祝・休日、夏休み期間は無料
住所:〒154-0016東京都世田谷区弦巻2-5-1
TEL:03-5450-9581
URL:世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館

「向井潤吉からの贈りもの」鹿児島県霧島アートの森
「向井潤吉からの贈りもの」世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館

向井潤吉アトリエ館は、本年で30周年を迎えます。
本展では、向井潤吉本人の自選による寄贈作品28点を特別に一挙公開します。これらは、アトリエ館の開館に先立つ1983年に、区立美術館設置(世田谷美術館、1986年開館)の準備を進めていた世田谷区に対し、向井が大切にしていた作品のなかから選りすぐって寄贈したものです。いずれも向井が民家を描く画風を確立させた1960年代以降の充実した制作時期のもので、故郷の京都や好んで取材した長野、東北各県などを含む、各地の風景が描かれた優品ぞろいの作品群となっています。これまでも折々にアトリエ館で展示していましたが、一堂にまとめて紹介するのは今回が初めてとなります。
向井はその後、「六十年もの長い間お世話になってきた世田谷区の美術文化の発展と青少年の啓発にお役に立つことができれば」と、私費を投じて自宅兼アトリエを美術館に改装し、600点あまりの手元にあった作品とともに世田谷区に寄贈し、1993年7月10日、世田谷美術館の分館として向井潤吉アトリエ館が開館しました。
向井潤吉からの大きく、ゆたかな贈りものであるアトリエ館、そして自選寄贈作品28点に向き合いっていただき、世田谷の地を愛し、日本の原風景を追いつづけた画家のまなざしと思いにふれていただければ幸いです。
小コーナーでは近年新たに寄託された、若き日の向井がパリ留学時代にルーヴル美術館で取り組んだギュスターヴ・クールベの大作《画家のアトリエ》(現・オルセー美術館蔵)のほぼ実寸大の摸写作品(部分)も紹介します。

《山間草炎》[山形県東田川郡朝日村田麦俣]1962年
《山間草炎》[山形県東田川郡朝日村田麦俣]1962年

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