「第15回・宇都宮エスペール賞 藤原彩人展 像化―構造を施す捻り物―」宇都宮美術館

「第15回・宇都宮エスペール賞 藤原彩人展 像化―構造を施す捻り物―」宇都宮美術館

名称:「第15回・宇都宮エスペール賞 藤原彩人展 像化―構造を施す捻り物―」宇都宮美術館
会期:2023年4月30日(日)~2023年6月18日(日)
会場:宇都宮美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 
   5月1日、8日、15日、22日、29日
   6月5日、12日
観覧料:一般 310円(250円)
   大学生・高校生 210円(160円)
   中学生・小学生 100円(80円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
住所:〒320-0004栃木県宇都宮市長岡町1077
TEL:028-643-0100
URL:宇都宮美術館

藤原彩人
《図・像化―雨の行方―》
2019年
藤原彩人 《図・像化―雨の行方―》 2019年

2001年度に創設された宇都宮エスペール賞は、宇都宮市に在住しているか、活動拠点がある等、本市にゆかりのある芸術家のうち、芸術の創造活動が顕著で、今後の活躍が期待できる方1名に贈るもので、賞の授与により、展覧会を開催するなど受賞者を支援・育成することで、芸術文化の振興を図ることを目的としています。
この「エスペール」という言葉は、フランス語の”J’espèrer”―「私は期待する」に由来しており、芸術家の今後の展開を応援しようという思いが込められています。2020年度の第15回エスペール賞は、ギャラリー関係部門(美術、文芸、茶華道、その他)の分野で公募し多くの応募の中から、藤原彩人氏が受賞しました。
藤原氏は1975年に京都市に生まれ、栃木県の益子町で育ちました。2003年の東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後から本格的に作品発表を重ね、抽象と具象を自在に行き来しながら、一貫して、現在に生きる人間のあり方を追求した人物像を手掛けてきました。本展では、近年の代表作である《像化/台化―軸と周囲―》シリーズ、日々イメージの表出を目的に制作したドローイングや手びねりで制作した多数の像、さらに本展のための新作もあわせて紹介します。
◆ 藤原彩人
1975年京都府生まれ、栃木県出身。2003年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2007〜08年文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてロンドンに滞在。近年の主な出品展覧会は、2022年「Articulation―区切りと生成―」小山市立車屋美術館(栃木)、「AGAIN-ST ルーツ/ツール 彫刻の虚材と教材」武蔵野美術大学美術館・図書館(東京)、2021年「軸と周囲―姿としての釣り合い―」gallery 21yo-j(東京)、2022年「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」千葉市美術館などがある。現在、東京造形大学美術学科彫刻専攻領域准教授、宇都宮大学共同教育学部非常勤講師。「人の形」を表現の支持体とし、相似的な視点から循環や流動をテーマに、人間と自然、物質と空間、光と影、軸と周囲といった様々なつながりや関係性を、現代の事象と照らし合わせ、陶素材を用い「像/彫刻」にしている。

像化/台化ー軸と周囲ー06,07,08,09 2021-22年 ※千葉市美術館さや堂ホールでの展示
像化/台化ー軸と周囲ー06,07,08,09 2021-22年 ※千葉市美術館さや堂ホールでの展示

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る