「わたしも描く―『少女の友』と発信する少女たち」早稲田大学會津八一記念博物館

深谷美保子≪想い≫1936年

名称:「わたしも描く―『少女の友』と発信する少女たち」早稲田大学會津八一記念博物館
会期:2023年5月15日(月)~2023年7月6日(木)
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:水曜日
入場料:無料
会場:早稲田大学 會津八一記念博物館
住所:〒169-8050東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
TEL:03-5286-3835
URL:早稲田大学會津八一記念博物館

『少女の友』は明治41(1908)年から昭和30(1955)年にかけて刊行された少女向け雑誌です。17歳前後の少女をターゲットとした雑誌でありながら高い教養と時代性を備えた読み物として、また読者である少女たちの「発表」「交流」の場として人気を博しました。
昭和初期から戦中にかけ本誌は黄金期を迎えますが、その立役者となったのは第5代編集主筆を務めた内山基の存在でした。従来、戦前戦中の少女向け雑誌は、良妻賢母を育成するための読み物として、男性作家や男性画家から見た理想的な女性像が表現されていると考えられてきました。もちろんそうした側面はあるものの、実際の誌面では自立した新しい女性の在り方が新時代を生きる少女たちに向けて提唱されていたのです。また『少女の友』では読者の投稿欄が非常に充実しており、読者と編集者、読者間の交流が盛んに繰り広げられていました。さらに一読者であった少女が画家として、作家として羽ばたくこともありました。本展は、グランドギャラリーで開催中の企画展「わたしが描く―コレクションでたどる女性画家たち」と連動し、内山基コレクションから30余点を展示いたします。

深谷美保子≪想い≫1936年
深谷美保子≪想い≫1936年

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. 第3回『山形県埋蔵文化財センター設立30周年企画展』山形県埋蔵文化財センター
  3. 2024伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」市立伊丹ミュージアム
ページ上部へ戻る