名称:「呉美の陶芸作品そろい踏み again」呉市立美術館
会期:2023年4月22日(土)~2023年6月11日(日)
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:火曜日
火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
入場料:一般 300円、高校生 180円、中学生・小学生 120円、障害者手帳提示と付き添い 無料
会場:呉市立美術館
住所:〒737-0028広島県呉市幸町入船山公園内
TEL:0823-25-2007
URL:呉市立美術館
日本陶芸の歴史は、16,000年前の縄文時代に作られた世界最古級の土器「縄文土器」に遡ります。
縄文土器は、壺、鉢、甕(かめ)など食料の保存や煮炊きの用具として使われたほか、土偶(どぐう)(人形(ひとがた)の土器)は精霊が宿る偶像として豊穣や多産、安泰などの祈りの対象となり、人々の心身両面を支える必要不可欠なものでした。また、桃山時代には喫茶の用具である茶に人間精神が表象されるようになりました。このように、日本において陶磁器は人々の生活と精神の両方に深く関わりがら制作され、その長い歴史の中で育まれた美意識や様式の多彩さは世界的にも例がないほどです。
特に芸術における、思想、感情、個性の表出を重視する近代以降では、陶芸を自律した芸術領域として独自性を確立しようとする志向が強められ、さらに多彩さを増していきました。柔軟で可変の「土」が「火」と出会う(高温で焼成される)ことにより、全く異なる物質である堅固で恒久の「陶(とう)」に変容する過程に触発され、さらに、土や火そのものに着目して、焼かい土を素材とするアンファイア(unfire)、土以外のものを焼くファイアイング(firing)など、表現のあり方が一層広がっていきました。
本展では、当館が所属する近現代の陶芸作品50余点を「呉美(くれび)の陶芸作品(やきもの)そろい踏み」として「造形vs装飾」 「陶芸vs彫刻」「革新vs伝統」の三部構成でご紹介し、百花繚乱とも言える近現代陶芸の一端をご覧いただきます。
アーティスト
富本憲吉、八木一夫、鈴木治 他
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