シルヴィ・オーヴレ、ジャン・ジレル、内藤アガーテ、ユースケ・オフハウズ、小川待子、フランソワーズ・ペトロヴィッチ、安永正臣「エマイユと身体(からだ)」銀座メゾンエルメス フォーラム

ユースケ・オフハウズ 「たしか私の記憶では」展示風景 2020年 陶土、磁土、釉薬、化粧土、アクリルガラス、ナイロン糸 サイズ可変 Photo: Amelie Blanc

名称:シルヴィ・オーヴレ、ジャン・ジレル、内藤アガーテ、ユースケ・オフハウズ、小川待子、フランソワーズ・ペトロヴィッチ、安永正臣「エマイユと身体(からだ)」銀座メゾンエルメス フォーラム
会期:2023年6月17日(土)~9月17日(日)
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1 8・9階
開館時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:不定休 ※エルメス銀座店の営業に準ずる
入場料:無料
住所:〒104-0061東京都中央区銀座5-4-1
TEL:03-3569-3300
URL:メゾンエルメスフォーラム

小川待子 《掘りだされたときN-2018》 2018年 磁土・長硅石粒・フリット釉 60.1×42.0×24.2cm Photo: 大屋孝雄 Courtesy of Nakacho Konishi
小川待子 《掘りだされたときN-2018》 2018年 磁土・長硅石粒・フリット釉 60.1×42.0×24.2cm Photo: 大屋孝雄 Courtesy of Nakacho Konishi

エルメス(HERMÈS)が東京・銀座に展開する銀座メゾンエルメス フォーラムでは、展覧会「エマイユと身体(からだ)」を、2023年6月17日(土)から9月17日(日)まで開催する。
「エマイユと身体(からだ)」展は、陶芸に用いられるエマイユ=釉薬(うわぐすり)という素材に着目し、粘土と身体の関係を探る展覧会だ。7人のアーティスト、シルヴィ・オーヴレ、ジャン・ジレル、内藤アガーテ、ユースケ・オフハウズ、小川待子、フランソワーズ・ペトロヴィッチ、そして安永正臣による陶芸作品を紹介する。エマイユは、火と空気によってガラス質へと変わり、粘土から作られた陶芸の表面を覆う物質である。このようなエマイユの皮膜性は、人びとの身体を覆う皮膚や隠れ家を彷彿とさせるものだといえる。
本展に参加する7人のアーティストによる作品は、それぞれにエマイユによる色彩や特質を用いつつ、身体に目を向けるものだ。たとえば、身体とそれを取り巻く環境の相互作用に着目したインスタレーションを手がけてきた内藤アガーテの作品は、セラミックが孕み持つ儚さとともに生きる繊細さを示している。
なお、本展は、書籍『Savoir & Faire 土』の刊行を記念して開催されるもの。同書は、2016年にフランス語で出版された『Savoir & faire La terre』からエッセイやインタビューを選んで収録するとともに、日本の作家による8つのテキストやインタビュー、ポートフォリオを掲載する予定だ。
出品アーティスト
シルヴィ・オーヴレ、ジャン・ジレル、内藤アガーテ、ユースケ・オフハウズ、小川待子、フランソワーズ・ペトロヴィッチ、安永正臣

フランソワーズ・ペトロヴィッチ《腹話術》2015 陶土、釉薬 103×85×60cm
Photo: A. Mole
Courtesy of Semiose, Paris
フランソワーズ・ペトロヴィッチ《腹話術》2015 陶土、釉薬 103×85×60cm Photo: A. Mole Courtesy of Semiose, Paris
フランソワーズ・ペトロヴィッチ《カリメロ》2014 陶土、釉薬、クッション 5.5×10×23.5cm
Photo: A. Mole
Courtesy of Semiose, Paris
フランソワーズ・ペトロヴィッチ《カリメロ》2014 陶土、釉薬、クッション 5.5×10×23.5cm Photo: A. Mole Courtesy of Semiose, Paris
内藤アガーテ《ガーデニング II》2021 写真
Photo: Brigitte Besson
Technical support: Bertrand Weissbrodt
Courtesy of the artist
内藤アガーテ《ガーデニング II》2021 写真 Photo: Brigitte Besson Technical support: Bertrand Weissbrodt Courtesy of the artist
内藤アガーテ《ガーデニング II》2021 写真
Photo: Brigitte Besson
Technical support: Bertrand Weissbrodt
Courtesy of the artist
内藤アガーテ《ガーデニング II》2021 写真 Photo: Brigitte Besson Technical support: Bertrand Weissbrodt Courtesy of the artist
シルヴィ・オーヴレ《無題》2023 陶器、ミクストメディア 77x11x8cm
Photo credit: Yann Bohac
Courtesy of the artist and Galerie Laurent Godin
シルヴィ・オーヴレ《無題》2023 陶器、ミクストメディア 77x11x8cm Photo credit: Yann Bohac Courtesy of the artist and Galerie Laurent Godin
シルヴィ・オーヴレ《無題》2020 陶土、釉薬 13x11x7cm
Photo credit: Yann Bohac
Courtesy of the artist and Galerie Laurent Godin
シルヴィ・オーヴレ《無題》2020 陶土、釉薬 13x11x7cm Photo credit: Yann Bohac Courtesy of the artist and Galerie Laurent Godin
ジャン・ジレル《風景盤 秋》2017 磁土、釉薬 Φ42cm
Image courtesy of the artist
ジャン・ジレル《風景盤 秋》2017 磁土、釉薬 Φ42cm Image courtesy of the artist
ジャン・ジレル《風景盤 冬》2017 磁土、釉薬 Φ42cm
Image courtesy of the artist
ジャン・ジレル《風景盤 冬》2017 磁土、釉薬 Φ42cm Image courtesy of the artist
ジャン・ジレル《風景盤 道》2017 磁土、釉薬 Φ42cm
Image courtesy of the artist
ジャン・ジレル《風景盤 道》2017 磁土、釉薬 Φ42cm Image courtesy of the artist
内藤アガーテ《ラ・グランド・ヴァーグ》2020 写真
Photo: Brigitte Besson
Technical support: Bertrand Weissbrodt
Courtesy of the artist
内藤アガーテ《ラ・グランド・ヴァーグ》2020 写真 Photo: Brigitte Besson Technical support: Bertrand Weissbrodt Courtesy of the artist
ユースケ・オフハウズ《たしか私の記憶では、中銀カプセルタワー》2020 磁土、釉薬 12.5x11.5x8.5cm
Image courtesy of the artist
ユースケ・オフハウズ《たしか私の記憶では、中銀カプセルタワー》2020 磁土、釉薬 12.5×11.5×8.5cm Image courtesy of the artist
小川待子《闇と星 茶碗》2022 陶土、黒釉 12.4×9.2cm
Photo: T.MINAMOTO / 渞忠之
Courtesy of Nakacho Konishi
小川待子《闇と星 茶碗》2022 陶土、黒釉 12.4×9.2cm Photo: T.MINAMOTO / 渞忠之 Courtesy of Nakacho Konishi
小川待子《Na2O・ZnO・Al2O3・SiO2・B2O3》2004 陶土・磁土・フリット釉 50x50cm
Photo: Manami Takahashi
Courtesy of Nakacho Konishi
小川待子《Na2O・ZnO・Al2O3・SiO2・B2O3》2004 陶土・磁土・フリット釉 50x50cm Photo: Manami Takahashi Courtesy of Nakacho Konishi
安永正臣《熔ける器》2022 釉薬、磁器土、下絵具、カオリン、銀箔 39x20.5x19.5cm
© Courtesy of the Artist, Nonaka-Hill and Lisson Gallery
安永正臣《熔ける器》2022 釉薬、磁器土、下絵具、カオリン、銀箔 39×20.5×19.5cm © Courtesy of the Artist, Nonaka-Hill and Lisson Gallery
安永正臣《再生する器》2022 釉薬、色釉薬、下絵具、カオリン 30x21x17.5cm
© Courtesy of the Artist, Nonaka-Hill and Lisson Gallery
安永正臣《再生する器》2022 釉薬、色釉薬、下絵具、カオリン 30x21x17.5cm © Courtesy of the Artist, Nonaka-Hill and Lisson Gallery

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 企画展「石のワンダー」愛媛県総合科学博物館
  2. 特別陳列「洞窟から探る人類史 東南アジアの洞窟遺跡」奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
  3. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
ページ上部へ戻る