名称:「北斎 The Great Wave × Digital」MOA美術館
会期:2023年7月14日(金)~2023年8月29日(火)
会場:MOA美術館
展示室:展示室4 – 6
時間:9:30~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:木曜日
観覧料:一般 1,600円(1,300円)
高大生:1,000円(700円)・要学生証
中学生以下無料/65 才以上 1,400円・要身分証明
※( )内は10名以上の団体料金 ※障がい者手帳をお持ちの方と付き添い者(1名のみ)半額
住所:〒413-8511静岡県熱海市桃山町26-2
TEL:0557-84-2511
URL:MOA美術館
葛飾北斎(1760-1849)の代表作として知られる「冨嶽三十六景」を「北斎 The Great Wave × Digital」と題して、デジタル技術を活用した新しい角度で展観します。「冨嶽三十六景」は富士の周辺を廻って様々な場所、様々な距離から生き生きと働く庶民の姿と共に描かれたのが特徴です。
「東京今と昔」は当時の江の風景と現在の風景写真とを対比して展示します。また「神奈川沖浪裏」は「グレート・ウェーブ」として欧米で有名で、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーが1903年から1905年にかけて作曲した管弦楽曲『海』初版の表紙デザインに大きな波の部分が用いられ、その影響の大きさが知られます。
また大胆で奇抜な構図も本シリーズの特徴です。大きな桶を通して富士を望む「尾州不二見原」、東都浅草本願寺に見られる寺院の屋根と富士の三角形の相似形などは北斎ならではの機知に富んだ構図です。当時ドイツから舶載された合成顔料のベロ藍で描かれた藍摺絵は、近年の研究で、本シリーズ中の初期の作品と指摘されています。
NHK 番組「びじゅチューン」で著名な現代アーティスト・井上涼さんによるアニメーション「The Great Wave」 も新作し上映します。併せて「北斎漫画」に登場する北斎特有の諧謔的な人物はMOA美術館デジタル技術でアニメーション化しました。現代のテクノロジーと180年前の北斎版画のコラボレーションをお楽しみ下さい。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。