名称:コレクション展「加納光於 色(ルゥーパ)、光、そのはためくものの」神奈川県立近代美術館 葉山館
会期:2023年7月15日(土)〜9月24日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室1
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)のぞく)
観覧料:一般 250円、20歳未満・学生 150円、65歳以上 100円、高校生 100円
※中学生以下、障害者手帳などの所持者および介助者原則1名は無料
※企画展「挑発関係=中平卓馬×森山大道」の観覧券で、同日にかぎり本展を観覧可
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:8月6日、9月3日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金(65歳以上のぞく)で観覧可
住所:〒240-0111神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
TEL:046-875-2800
URL:神奈川県立近代美術館 葉山
加納光於(1933年、東京生まれ)は、豊かなイメージを追求してきた独行の作家です。1955年、銅版画集『植物』を自費出版し、翌年、詩人・批評家の瀧口修造(1903‐1979)の推薦によりタケミヤ画廊の銅版画展に参加。金属版の腐蝕をめぐる独自の思考と、斬新な技法が生み出す幻想的で有機的なイメージは高く評価され、国内外で受賞が相次ぎました。1960年代に入るとそのモノクローム世界は一転。熱で変容させた亜鉛版に鮮やかな色の絵具を塗るなどしてプレスしたメタルプリントは、色彩版画の開花であると同時に、瞬時に生まれる色彩、その揺らぎに作家の意識を向かわせることになりました。その後、カラーインタリオ、リトグラフなど次々と表現を広げ、オブジェや本の装幀も手がけるなかで、1980年頃からは、色彩の波動とも言うべき油彩画を展開。その旺盛な創作活動は、90歳を迎えた今日も一貫しています。当館の加納作品のコレクションは、初期のモノクローム版画を起点に、2013年、鎌倉館で開催した個展を機に収蔵された色彩版画、オブジェから成ります。本展ではそれらに加えて、作家から寄贈された新作を含む油彩画の数々を展覧します。加納が70年余にわたり問い続けてきた色と光の世界をお楽しみください。
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