「小杉放菴と春陽会の画家たち」小杉放菴記念日光美術館

「小杉放菴と春陽会の画家たち」小杉放菴記念日光美術館

名称:「小杉放菴と春陽会の画家たち」小杉放菴記念日光美術館
会期:2023年7月8日(土)~2023年9月3日(日)
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
   7月17日は開館
   7月18日を休館
入場料:一般 730円、大学生 510円、高校生以下 無料
会場:小杉放菴記念日光美術館
住所:〒321-1431栃木県日光市山内2388-3
TEL:0288-50-1200
URL:小杉放菴記念日光美術館

「小杉放菴と春陽会の画家たち」小杉放菴記念日光美術館
「小杉放菴と春陽会の画家たち」小杉放菴記念日光美術館

春陽会は、小杉放菴が中心となって1922(大正11)年に結成された、現在も続く洋画団体です。結成当初は、日本美術院洋画部を退会した小杉放菴・足立源一郎・倉田白羊・森田恒友・山本鼎らに梅原龍三郎を加えた創立会員と、木村荘八・中川一政ら草土社系の画家や、日本美術院研究所で学んでいた今関啓司・山崎省三などが客員として参加していました。
草創期の傾向としては、油絵の日本化といった東洋的洋画への志向があり、第1回展から「水墨・素描室」が設置され、水墨画や素描も油絵と並んで陳列されていたことが挙げられます。その後も挿絵室(1927年, 第5回展)や版画室(1928年, 版画室)が設置されるなど、油絵だけに会員を縛ろうとしない、各人の個性を尊重する自由さが、他の美術団体と大きく異なる特徴でした。昭和戦前期には、野見山暁治や三岸節子など、戦後美術を牽引していくことになる画家が数回とはいえ入選していたことも、清新な作品を積極的に迎え入れていた例として改めて注目すべき点でしょう。
本展は、1923(大正12)年の第1回展開催から本年が100年となることを記念し、日光市所蔵の小杉放菴を始めとする春陽会ゆかりの画家たちの作品により、その活動を振り返るものです。

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