生誕120年記念特別展「友情と信頼の障屏画」棟方志功記念館

生誕120年記念特別展「友情と信頼の障屏画」棟方志功記念館

名称:生誕120年記念特別展「友情と信頼の障屏画」棟方志功記念館
会期:2023年6月20日(火)~ 9月18日(月・祝)
  [前期]6月20日(火)〜7月30日(日)
  [後期]8月1日(火)〜9月18日(月・祝)
  前期と後期で一部作品を入れ替えます。
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:7月31日、9月4日、11日
無料開館:9月13日・棟方志功画伯命日
リピーター割:本展会期中の観覧券ご提示で、2回目以降は団体料金にて観覧できます。
友情プライス:本展のテーマにちなみ、苗字が「山口」「大原」(漢字まで同じ)のお客様は団体料金にて観覧できます。
   観覧券購入時に受付にてお申し出ください。
住所:〒030-0813青森県青森市松原2-1-2
TEL:017-777-4567
URL:棟方志功記念館

《御鷹々々図》倭画
1960
当館寄託
《御鷹々々図》倭画 1960 当館寄託

 棟方志功は生涯多くの友人や支援者に恵まれました。故郷青森の芸術家仲間、文学者、民藝運動に関わる人々、実業家など、多方面の人々と親交がありました。彼らとの交流を通して身に付けた幅広い教養、さらには経済的支援、仕事の仲介、制作時の補佐といった様々な支えがあったからこそ、多彩な芸術活動を展開することができたと言っても過言ではありません。
 そんな友人や支援者と育んだ友情を示すものの一つに、障屏画があります。障屏画とは屏風絵や襖絵など日本の伝統的な室内装飾画の総称で、棟方は折々で依頼を受け制作しました。障屏画は、依頼主の元へ赴きそこで直接筆を下ろして描くものであるため、プライベートな場である個人宅の場合は特に、棟方と依頼主との間に強い結びつきがあることを物語っています。特に深い信頼関係を築いていた倉敷の実業家・大原總一郎の邸宅をはじめ、各地の個人宅や寺社に、多くの優れた障屏画を残しました。制作時の棟方の集中力は凄まじく、大画面にもかかわらずわずかな時間で一気に描き上げることもあったといいます。
 棟方志功生誕120年を記念して開催する本展では、障屏画を主とした作品を通して、棟方の多彩な芸術に影響を及ぼした友人や支援者との親交についてご紹介します。倉敷の大原邸に描いた《御群鯉図》や京都の山口邸に描いた肉筆画は本県初公開となります。棟方ならではのダイナミックな筆遣いや豊かな色彩表現をお楽しみください。
※京都の山口邸に描いた肉筆画は前期のみ、倉敷の大原邸に描いた《御群鯉図》は後期のみの展示です。

《御群鯉図》倭画
1940
(後期展示)
《御群鯉図》倭画 1940 (後期展示)
衝立《牡丹図》倭画
1965
公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム蔵
(前期展示)
衝立《牡丹図》倭画 1965 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム蔵 (前期展示)

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