名称:夏季展「細川護立の愛した画家たち ―ポール・セザンヌ 梅原龍三郎 安井曾太郎―」永青文庫
会期:2023年7月29日(土)~9月24日(日)
開館時間:10:00~16:30 (入館は16:00まで)
料金:一 般:1000円
シニア(70歳以上):800円
大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
休館日:月曜日(ただし9/18 は開館し、9/19 は休館)
会場:永青文庫
住所:〒112-0015東京都文京区目白台1-1-1
TEL:03-3941-0850
URL:永青文庫
およそ100年前に細川護立がパリで自ら求め、永青文庫に唯一残るセザンヌを展示します。
永青文庫の設立者・細川護立(もりたつ)(1883~1970)は、白隠(はくいん)・仙厓(せんがい)などの禅画、刀剣、近代絵画、東洋美術などを幅広く収集し、「美術の殿様」とも呼ばれました。本展で久しぶりに公開するポール・セザンヌ(1839~1906)の水彩画「登り道」は、文芸雑誌『白樺(しらかば)』に掲載されたのち、大正15年(1926)にヨーロッパ滞在中の護立がパリで自ら購入した思い出の作品です。1874年の第1回印象派展以前に描かれたセザンヌの初期作であり、日本にもたらされた最初期のセザンヌと考えられています。この「登り道」について、護立は後に「私がもっともたいせつにしているもの」と語っています。
また護立は、学習院の同級生であった武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)(1885~1976)らとの交友から『白樺』の活動を支援するほか、梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう)(1888~1986)や安井曾太郎(やすいそうたろう)(1888~1955)など同時代の芸術家とも親交を結びました。永青文庫に残る書簡や逸話からは、彼らの親密な交友が見て取れます。本展では、そうした芸術家との交流によって細川家に集った洋画を中心に、永青文庫の近代絵画コレクションの一面をご紹介します。
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