名称:「矢部 俊一展 空刻 COMPLEX」日本橋高島屋S.C.(本館)
会期:2023年8月30日(水)→9月18日(月・祝)
会場:本館6階 美術画廊X
住所:〒103-6190東京都中央区日本橋 2-5-1
TEL:03-3246-4310 本館6階 美術画廊(直通電話)
URL:日本橋高島屋S.C.(本館)
矢部俊一は1968年岡山県に生まれ、名古屋芸術大学で彫刻を学び、卒業後は備前に戻り修業し作陶の道に入りました。備前家の祖父と父をもつ矢部は、その歴史や伝統を継承する一方で、先鋭的な造形作品を制作するようになります。手捻りで成形した胎土の表面を暗闇の中で逆光を当てながら削ぎ落とし、空間をも刻み込む意識で制作される代表作「空刻」シリーズ。現在では、更なる発展を遂げ、土に銀などの金属を塗り、焼き付けることで土の成分から質感と発色を引き出した作品なども発表しております。
「備前焼とは何か」を思考し、内なる意識から湧き上がる創意によって従来の概念から自らを解き放った矢部は、土そのもののポテンシャルを導き出すかのように次々と新たな表現に挑んでおります。
より複合的かつ多角的な視点から形象化された「空刻」の現在進行形を、ぜひ今展にてご高覧ください。
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