「めぐりのなかで | 伊藤みのり 大西佑一」名古屋栄三越

伊藤 みのり 「譜面を描く」 ※参考作品

名称:「めぐりのなかで | 伊藤みのり 大西佑一」名古屋栄三越
会期:2023年8月16日(水) ~ 2023年8月29日(火)
場所:3階 ライオン口エレベーター前 イベントスペース ※最終日午後4時終了
住所:〒460-8669 名古屋市中区栄3-5-1
TEL: 052-252-1111
URL: 名古屋栄三越

大西 佑一

「Landscape」

※参考作品
大西 佑一 「Landscape」 ※参考作品

ART&CREATION
8月16日(水)~8月29日(火)
名古屋栄三越 3階 ライオン口エレベーター前 イベントスペース
[最終日午後6時終了]
ジャンルやスタイルにとらわれない、さまざまなARTをご紹介いたします。
館内を巡るようにARTをお楽しみいただけます。お好みの一点を見つけてください。
「めぐりのなかで | 伊藤みのり 大西佑一」展
幼少期より音楽に親しんできた環境を背景に、
自身の身の回りに溢れる様々な事柄を音楽的に解釈することで作品表現を展開する伊藤みのり(美術家)。
誰しもが普段何気なく耳にしている電車の走行音や、
階段を登る足音、木の葉が擦れる音、すれ違う車の風音。
その多くは環境音などとして認識されるが、伊藤はこれらを「音楽」と捉え、
その断片を拾い集める様に日々の制作を行う。
伊藤は「生活に溢れる音も、音楽ととらえて1日を過ごしてみるとなんだか楽しくなってくる。」と話す。
耳で感じとるものだけではない、
知覚によって音を捉えることから生まれる彼女の作品群には物事の再解釈による新たな世界が広がり、
私たち鑑賞者に「音」を起点としたあらゆる日常の「楽しさ」を提案してくれる。
大西佑一(陶芸家/造形作家)は、自身のバックグラウンドを起点として
「自己に内在する感覚やあらゆるイメージ」を紐解く中で様々な表現の展開を試みている。
田舎の風景が広がる自然豊かな環境で生まれ育った大西は、
作品と向き合う中で最も大切にしているという自身の感覚について
「ものづくりをはじめ、日常生活の様々な場面で作用する自身の感覚には、
幼い頃から五感を通して感じ得てきた故郷の風土や自然物の織りなす景色などがその背景にあり、
大きな要素になっている。」と話す。
作家自身がこれまでの経験や記憶の積み重なりから得た感覚と、
今を生きる彼のリアルな感覚が織り交ぜられることで具現化された作品群には、
外界と内界のあわいで自己の根幹を探る行為ともいえる彼の表現が映し出されている。
伊藤と大西。一見異なるタイプの作家とも思えるが、それぞれが特定の事柄を起点とした表現を展開しており、
そこには両者が生まれ育った環境あるいはこれまでの歩みが
作品の背景として大きく関係していることが読みとれる。
同時に、制作プロセスにおいて素材に触れることで得られる触覚から思考を巡らせ、
その相互関係によって成り立つ造形表現もまた、両者の作品に視る共通項といえるだろう。
2名の作家が出会い、互いの視座によって展開された作品群が共鳴する展覧会
「めぐりのなかで」をぜひご高覧ください。

伊藤みのり minori ito
1996 年生まれ。名古屋市出身。
2019 年 名古屋芸術大学美術学部アートクリエイターコース 卒業
2021 年 同大学大学院、同時代表現研究科 修了
現在は名古屋市を制作拠点にし、作品発表やプロジェクトに参加。
個展
2022 ゆれてうまれる(GALERIELaPaix)
グループ展
2022 NENDO アート展(名古屋芸術大学 Art&DesignCenter/ 北名古屋)     
   Peacenine2022(GALERIELaPaix/ 名古屋)
   FINE ART FAIR(市民ギャラリー矢田 / 名古屋)
2021 湯原温泉アートプロジェクト(岡山県真庭市 hotel 我無らん・花やしき / 岡山県真庭市)     
   もうひとつの卒展(愛知県岡崎市 gallery 葵丘 / 岡崎)     
   ちゅうしんアートギャラリー展 ( 名古屋市千種区 )     
   クリエーターズマーケットメインビジュアル(ポートメッセなごや / 名古屋)     
   NUA ART SHOP(栄 LACHIC/ 名古屋)
2020 グリーンシティプロジェクト(名古屋芸術大学 Art&DesignCenter/ 名古屋)     
   Like always.4 人展(GALERIELaPaix/ 名古屋)     
   にわにはにわ~伊藤みのり西村美香二人展~(オンライン)     
   二人のまにまに~伊藤みのり根本麟一郎二人展~(ギャラリー芽楽 / 名古屋)
2019 旧加藤邸アートプロジェクト「記憶の庭で遊ぶ」( 北名古屋市旧加藤家住宅 / 北名古屋 )     
   中部二元展 ( 名古屋市中区栄愛知芸術センター / 名古屋 )     
   僕らの未来展 ( 名古屋芸術大学 / 北名古屋 )     
   Peacenine2019( ピースあいち / 名古屋 )
2018 旧加藤邸アートプロジェクト「記憶の庭で遊ぶ」( 北名古屋市旧加藤家住宅 / 北名古屋 )    Peacenine2018( ピースあいち・GALERIELaPaix/ 名古屋

大西 佑一  Yuichi Onishi
〈略歴〉
1993 三重県熊野市生まれ
2016 名古屋芸術大学 美術学部美術学科工芸領域陶芸コース 卒業
現在は瀬戸・多治見を制作拠点として、各地での展覧会を中心に作品発表を行う。
〈主な展覧会〉
2015 個展(紀南ツアーデザインセンター/三重)
2017 個展(ギャラリーあさひ/愛知)
   「饗庭三七子 大西佑一 展」(ギャラリー芽楽/愛知)
   個展(Inamura Café/神奈川)
   個展(GALERIE La Paix/愛知)
2018 個展(伊勢現代美術館/三重)
   個展(Galerie LA CACHETTE/愛知)
   個展(ギャラリー芽楽/愛知)
2019 個展(ギャラリー MOS/三重)
   個展(紀南ツアーデザインセンター/三重)
2020 個展(ギャラリー芽楽/愛知)
   「大西佑一 植村宏木|線に立つ/Standing on the Border」
   (Lights Gallery, STUDIO WORK LAB/愛知)
2021 個展(ギャラリー MOS/三重)
   個展(gareco/愛知)
   個展(Galerie LA CACHETTE/愛知)
   「石川理恵 大西佑一 展」(豊田画廊/愛知)
2022 個展(ギャラリー芽楽/愛知)
   個展(AELU gallery/東京)
   「市川タカヒロ 大西佑一|Variation 」
   (Lights Gallery, STUDIO WORK LAB/愛知)
〈受賞〉
2015 「第10回 CBC 翔け!二十歳の記憶展」準グランプリ 受賞
〈主なコミッションワーク・パブリックコレクション〉
フェアフィールド・バイ・マリオット 三重御浜(三重)
コンフォートホテル 名古屋名駅南口(愛知)
名古屋芸術大学(愛知)
〈主なワークショップ・レクチャー〉
2017 盆栽(塩津植物研究所)ワークショップ(GALERIE La Paix/愛知)
2018 名古屋芸術大学 アートクリエイターコース特別講義 OHOC
2021 名古屋芸術大学 美術領域アート概論(ゲスト)
2022 名古屋芸術大学 美術領域特別講義
<作家在廊日予定>
伊藤みのり氏
8月20日(日)午後~
8月27日(日)午後~
大西佑一氏
8月29日(日)午後~
※作家都合により変更となる場合がございます。ご了承くださいませ。

伊藤 みのり 「譜面を描く」 ※参考作品
伊藤 みのり 「譜面を描く」 ※参考作品

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る