「第31回 林忠彦賞受賞記念写真展 新田 樹 Sakhalin」三鷹市美術ギャラリー

「第31回 林忠彦賞受賞記念写真展 新田 樹 Sakhalin」三鷹市美術ギャラリー

名称:「第31回 林忠彦賞受賞記念写真展 新田 樹 Sakhalin」三鷹市美術ギャラリー
会期:2023年8月29日(火)〜9月3日(日) 
会場:三鷹市美術ギャラリー
観覧料金:無料
休館日:会期中無休
住所:〒181-0013東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5F
TEL:0422-79-0033
URL:三鷹市美術ギャラリー

日露戦争後の1905年から第二次世界大戦終結の1945年8月までの間、日本が北緯50度以南を統治していた現在のロシア・サハリン(樺太)。かつて労働者として樺太へ渡り、日本の統治が終わりを告げたのちも、彼の地に生きる人々がいる。写真家・新田樹(福島県出身、1967~)は1996年に初めて当地を訪れ、日本語を話すサハリン残留韓国・朝鮮・日本人の女性たちと出会った。時代に翻弄されながらひたむきに生きる人々に強く惹きつけられるも、彼女たちにカメラをむけることにためらいを覚え、新田は一度サハリンを離れる。しかし2010年再びサハリンを訪れ、以後何度も丁寧な取材を重ねながら写真を撮り始めた。「彼女たちとの会話の中でふと立ち現れる情景を、現在の光を集めてうつしだすことができれば…」と語る新田は、人々との交流の足跡を写真集『Sakhalin(サハリン)』(ミーシャズプレス)に綴った。
同写真集は2023年第47回木村伊兵衛写真賞、第31回林忠彦賞を受賞。三鷹市美術ギャラリーでは受賞記念として本展を開催し、静謐な空気のなかに語られる言葉と、力を宿す精悍なまなざしが織りなす物語を届ける。

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