名称:「土橋醇展 パリ、湖南 ─ 幻想を追って」郡山市立美術館
会場:2023年9月2日(土)~2023年10月22日(日)
会場:郡山市立美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合はその翌日
観覧料:一般 800円(640円)
高・大学生・65歳以上 500円(400円)
※( )内は団体料金。中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料
住所:〒963-0666福島県郡山市安原町字大谷地130-2
EL:024-956-2200
URL:郡山市立美術館
1950年代と1960年代にパリを中心に活躍した、土橋醇(郡山市湖南町出身)の回顧展です。
土橋醇は1909(明治42)年8月17日、日本画家の土橋三郎と初枝との間に、東京小石川に生まれた。本名醇一。父の三郎は東京美術学校を卒業した日本画家で華城と号したが、1911(明治44)年に卒業するも、その翌年に紫斑病で28歳の若さで没します。
土橋は祖父母のいる安積郡湖南町赤津(現在の郡山市湖南町赤津)へ転居。赤津尋常小学校、川端画学校を経て1933(昭和8)年、東京美術学校油画科へ入学し、岡田三郎助教室に学びました。卒業後はパリに赴くも第二次世界大戦勃発により帰国。戦後再渡仏し、1950年代に藤田嗣治をはじめ菅井汲、田淵安一、堂本尚郎、佐藤敬らとともにパリにあって、アンフォルメル運動などの影響を受けます。
以降、実景をもとにした抒情的抽象ともいうべき画風で、パリのギャルリー・フリッケーを拠点に、ドイツなどで個展を開催して高い評価を得ました。1973(昭和48)年に帰国。1977(昭和52)年に故郷である郡山市湖南町に自らの設計・デザインで自宅を建てるも、翌年10月30日に同地で没します。69歳でした。
この展覧会では、土橋醇の作品約100点を展示することによって、彼の画業を初めて明らかにするとともに、戦後日本の抽象表現における彼の再評価につなげたいと思います。
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