「海を越える人々(前期)琉球と倭寇のもの語り」沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)

「海を越える人々(前期)琉球と倭寇のもの語り」沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)

名称:「海を越える人々(前期)琉球と倭寇のもの語り」沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
会期:2023年9月22日(金)~2023年11月19日(日)
会場:沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
時間:9:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
   金・土は、20:00まで(最終入館時間 19:30)
休館日:月曜日、10月10日(火)
   ※ただし、10月9日(月)は開館
観覧料:一般 1,000円(800円)
   高校・大学生 600円(480円)
   小・中学生 400円(320円)
   ※( )は前売ならびに20名以上の団体料金
   ※未就学児無料
   ※障がい者手帳か療育手帳をお持ちの方と介助者の方1名は無料
住所:〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号
代表 Tel:098-941-8200 Fax:098-941-2392
URL:沖縄県立博物館・美術館

海外との交易により隆盛を誇った琉球と中国大陸沿岸部における「倭寇」と呼ばれる無頼集団。
その活動の光と闇について、考古資料、歴史資料を通して紹介します。
プロローグ
倭寇とは、「倭(日本)による侵略」という意味で、中国や朝鮮では日本人海賊と表しています。
本展では、中世東アジア海域とはどのような世界であり、人々が海を越えていこうとする目的は何であったのかについて14世紀〜16世紀の琉球と倭寇の動きを中心に見ていきます。
第1章 倭寇の姿とその動き
倭寇による被害が14世紀後半から15世紀前半にかけて中国大陸沿岸部で多発し、さらに16世紀には海を越えて密貿易を行う人々が増加します。
それに伴い各地で治安が悪化していきました。
本章では倭寇とそれを取り締まる側の姿を当時の資料から見ていきます。
第2章 倭寇の活動時期に展開された琉球の交易
倭寇による活動が活発化していく14世紀後半から、琉球は対外関係を積極的に展開していきます。それに伴い海外諸地域から多くのモノが搬入されました。
琉球における対外交易の実態と琉球各地にもたらされたモノを遺跡から発掘された資料を通して見ていきます。
第3章 倭寇の足跡を追い求める
倭寇が来琉したことを示す記録はほとんど見ることはできません。しかし、戦後において琉球列島における交易の実態を明らかにしようとする研究や琉球列島における倭寇の痕跡を探ろうとした研究があります。
本章ではそれに関わった研究者を紹介します。
エピローグ
倭寇が活動した海域は無秩序な空間でした。
しかし、現在は海を越えた人の移動や物資の移動は早く確実になり、秩序だった海域に変化しています。
戦後沖縄の物流システムを見ながら、海を越えることの意味を探っていきます。

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