「くりかえしとつみかさね」大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)

「くりかえしとつみかさね」大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)

名称:「くりかえしとつみかさね」大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)
会期:2023年9月1日(金)~2023年9月17日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco) 
開館時間:10:00 〜 18:00 最終日は14:00まで
入場料:無料
住所:〒550-0006 大阪府大阪市西区江之子島2-1-34
電話:06-6441-8050
URL:大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)

この度、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、大阪府20世紀美術コレクション展「くりかえしとつみかさね」を開催いたします。
作品には作家が作品と向き合ってきた濃密な時間や情報が閉じ込められています。ある作家は何度も画面を眺めて新たな一筆を描き足そうとし、またある作家は画面に自らの生活や身体の痕跡を残そうとしてきました。身体性を感じる絵画と言ってまず思い浮かべるのは腕や足などを使った大胆なストロークが目に見えるような作品でしょうが、いっぽうで緻密な筆致を繰り返すことによって画面を作り上げた上前智祐、自らの手形や細密な線描で画面を構成した木村嘉子らの作品にも身体性を感じることができます。これらの作品においては、一筆一筆の絵筆のタッチや一本ずつ引かれた線が集積することによって画面が成り立っています。画家が何を思い、それらを積み重ねたのかという、画面と対峙してきた「時間」を再生する機能が、作品にはあるのではないでしょうか。
本展でご紹介するのは、大阪府20世紀美術コレクション作品のうち、そうしたゆっくりとした時間のつみ重ねと身体性を感じさせる10人の作家の作品です。作家が向き合った作品を、その時間と身体性の「再生装置」としてとらえ、感じていただければ幸いです。
アーティスト
野村耕、木村嘉子、上前智祐、伊藤継郎、岩宮武二、木村光佑、ロザモンド・W・パーセル、村上文生、今井祝雄、土田雅昭

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