特別展「日本画聖地巡礼―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門―追体験する傑作誕生の地、発見する画家の心」山種美術館

特別展「日本画聖地巡礼―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門―追体験する傑作誕生の地、発見する画家の心」山種美術館

名称:特別展「日本画聖地巡礼―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門―追体験する傑作誕生の地、発見する画家の心」山種美術館
会期:2023年9月30日(土)~2023年11月26日(日)
会場:山種美術館
時間:10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、10月10日(火)
   ※ただし10月9日(月)は開館
観覧料:一般 1,400円(1,200円)
   大学生・高校生 1,100円(1,000円)
   中学生以下 無料(付添者の同伴が必要です)
   ※障がい者手帳、被爆者健康手帳を提示の方、およびその介助者(1名)一般1,200円(1,000円)大学生・高校生 1,000円(900円)
   ※( )内は前売料金
   ※きもの特典:きもので来館の方は、一般200円引きの料金となります
   ※複数の割引・特典の併用はできません
住所:〒150-0012東京都渋谷区広尾3-12-36
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:山種美術館

奥田元宋《奥入瀬(秋)》1983(昭和58)年 紙本・彩色 山種美術館
奥田元宋《奥入瀬(秋)》1983(昭和58)年 紙本・彩色 山種美術館

映画、小説、漫画やアニメなどの舞台になった場所を訪れる「聖地巡礼」。絵画でいえば、作品の題材となった地や、画家と縁の深い場所に赴くことが「聖地巡礼」にあたるでしょう。このたび山種美術館では、名だたる日本画家たちが実際に訪れ、描いた場所を「聖地」とし、美術館に居ながらにして「聖地巡礼」を味わうことのできる展覧会を開催します。
速水御舟の代表作《名樹散椿》【重要文化財】は、京都・椿寺地蔵院の名木「五色八重散椿」を描いた作品ですが、実際の姿と比べてみると、御舟が花や花びらの数を減らして大きくし、デザイン的に仕上げたことがわかります。現地の様子を知ることで、画家のまなざしを追体験するだけでなく、作品に込めた創意工夫を発見できる――これこそが「日本画聖地巡礼」の醍醐味といえるでしょう。
本展では、鳴門海峡の渦潮を前に写生を繰り返した奥村土牛の《鳴門》、定宿から見える京都の町家の光景を描いた東山魁夷の《年暮る》、樹齢1000年以上といわれる福島県・三春町の「三春滝桜」を画題とした橋本明治《朝陽桜》をはじめ、北海道から沖縄まで、日本各地を主題とした日本画の優品を一堂に展示します。画家が語った制作の経緯や現地でのスケッチ、さらには現地の写真もあわせて紹介します。画家たちが見つけたとっておきの場所、名画の聖地を巡る「聖地巡礼」をお楽しみください。

橋本明治《朝陽桜》1970(昭和45)年 紙本・彩色 山種美術館
橋本明治《朝陽桜》1970(昭和45)年 紙本・彩色 山種美術館
川端龍子《月光》1933(昭和8)年 絹本・彩色 山種美術館
川端龍子《月光》1933(昭和8)年 絹本・彩色 山種美術館
山口華楊《木精》1976(昭和51)年 紙本・彩色 山種美術館
山口華楊《木精》1976(昭和51)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《春静》1968(昭和43)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《春静》1968(昭和43)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《緑潤う》1976(昭和51)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《緑潤う》1976(昭和51)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《秋彩》1986(昭和61)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《秋彩》1986(昭和61)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《年暮る》1968(昭和43)年 紙本・彩色 山種美術館
東山魁夷《年暮る》1968(昭和43)年 紙本・彩色 山種美術館
奥村土牛《城》1955(昭和30)年 紙本・彩色 山種美術館
奥村土牛《城》1955(昭和30)年 紙本・彩色 山種美術館
兵庫県・姫路城
兵庫県・姫路城
奥村土牛《鳴門》1959(昭和34)年 紙本・彩色 山種美術館
奥村土牛《鳴門》1959(昭和34)年 紙本・彩色 山種美術館
速水御舟《名樹散椿》【重要文化財】 1929(昭和4)年 紙本金地・彩色 山種美術館
速水御舟《名樹散椿》【重要文化財】 1929(昭和4)年 紙本金地・彩色 山種美術館
五色八重散椿第二世(写真:京都・椿寺地蔵院)
五色八重散椿第二世(写真:京都・椿寺地蔵院)
川合玉堂《竹生嶋山》1928(昭和3)年 絹本・彩色 山種美術館
川合玉堂《竹生嶋山》1928(昭和3)年 絹本・彩色 山種美術館

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