「能登畠山氏とゆかりの文化」石川県七尾美術館

「能登畠山氏とゆかりの文化」石川県七尾美術館

名称:「能登畠山氏とゆかりの文化」石川県七尾美術館
会期:2023年9月23日(土・祝)~2023年10月29日(日)
   前期:9月23日(土・祝)~10月11日(水)
   後期:10月12日(木)~29日(日)
会場:石川県七尾美術館
時間:9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、10月10日(火)
   ※ただし10月9日は開館
観覧料:一般 500円(400円)
   大学生 350円(300円)
   高校生以下 無料
   ※( )は20名以上の団体料金
   ※国民の祝日は、70歳以上の方は団体料金になります。受付にて年齢確認ができるもの(保険証・運転免許証など)を要提示
   ※10月15日(日)「いしかわ文化の日」は石川県内居住者の方は無料になります
   ※障がい者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名様まで無料になります(ミライロIDも可)
住所:〒926-0855石川県七尾市小丸山台1-1
TEL:0767-53-1500
URL:石川県七尾美術館

「賦何人連歌」(部分) 個人蔵
「賦何人連歌」(部分) 個人蔵

能登畠山氏は室町時代、足利幕府内で要職を歴任した名門・畠山氏の分家筋にあたる守護大名です。初代当主の満慶(?~1432)以降、11代約170年にわたって能登国を統治しました。
歴代当主は卓越した政治手腕によって領内を安定させる一方、文芸への優れた才覚も発揮。ことに7代当主義総(1491~1545)の頃は最盛期で、京都との交流を深めて文芸活動を盛んにし「能登畠山文化」が開花しました。七尾の城下町は大いに繁栄したと伝わります。
 またその「文化の香り華やかなりし環境」で幼少期をすごしたのが、後に桃山画壇で大活躍した絵師・長谷川等伯(1539~1610)です。従って等伯の絵師としての「大成」に、能登畠山氏の文化が果たした役割は極めて大きかったといえるでしょう。
残念ながら同氏は戦国時代末期に滅亡したものの、往時をしのばせる文物は現在も能登地方を中心として各地に現存しています。
そこで本展では、「能登畠山氏とゆかりの文化」をテーマに設定します。主に能登地域の各所に所蔵されている同氏と関わりを持つ作品や史料を中心に、発掘資料なども交えて幅広く展示。かつて能登国に一大勢力を築き、そして七尾の地に「小京都」というべき繁栄を現出した、能登畠山氏の歴史とその文化の足跡をたどります。
なお今回、「賦何船連歌」(七尾市蔵)、「賦何路連歌」(東京都・明治大学蔵)、「賦何人連歌」(個人蔵)の、能登畠山氏ゆかりの三連歌が初めて一堂に展示される貴重な機会となります。
さらに同時代に活躍した長谷川等伯の若年期、「能登時代」制作の仏画や能登の「長谷川派」絵師の作品などもあわせて紹介。「能登畠山文化」と等伯の深いかかわりにも迫ります。

「畠山義総書状」(山科家宛) 七尾市蔵
「畠山義総書状」(山科家宛) 七尾市蔵
「気多社檀那衆交名」 羽咋市・気多大社蔵
「気多社檀那衆交名」 羽咋市・気多大社蔵
「畠山義親画像」 能登町・萬福寺蔵
「畠山義親画像」 能登町・萬福寺蔵
「前田利家画像」 七尾市・長齢寺蔵
「前田利家画像」 七尾市・長齢寺蔵
「熊木左近将監画像」 伝長谷川信春(等伯)筆 七尾市・定林寺蔵
「熊木左近将監画像」 伝長谷川信春(等伯)筆 七尾市・定林寺蔵
「海棠に雀図」 長谷川信春(等伯)筆 個人蔵
「海棠に雀図」 長谷川信春(等伯)筆 個人蔵
「黒韋肩紅白糸威腹巻 古制背板付 長家伝来」 石川県立歴史博物館蔵
「黒韋肩紅白糸威腹巻 古制背板付 長家伝来」 石川県立歴史博物館蔵
「日蓮聖人坐像」 長谷川信春(等伯)彩色 七尾市・本延寺蔵
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「脇指 銘能州笠師/国長作」 能州笠師国長作 個人蔵
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「畠山義元書下」 七尾市・龍門寺蔵
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