「大三島みんなの参道物語」今治市伊東豊雄建築ミュージアム

「大三島みんなの参道物語」今治市伊東豊雄建築ミュージアム

名称:「大三島みんなの参道物語」今治市伊東豊雄建築ミュージアム
会期:2023年10月8日(日)~2024年9月13日(金)
会場:今治市伊東豊雄建築ミュージアム
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
   年末年始休館(12月27日〜12月31日)
入場料:一般 840円、65歳以上 670円、大学生 420円、高校生以下・18歳未満・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
住所:〒794-1308愛媛県今治市大三島町浦戸2418
TEL:0897-74-7220
URL:今治市伊東豊雄建築ミュージアム

しまなみ海道がまだ開通していなかった頃、宮浦港で船を降りて大山祇神社へと向かう人々で参道は押すな押すなの賑わいだった、と島の人から聞きます。ところが現在の参道は信じられない程寂れています。昼間でも神社の周辺を除けば観光客の姿を目にすることはほとんどなく、まして夜間人に出会うことは滅多にありません。しかし何と言っても大三島の中心は大山祇神社の参道と言えるでしょう。大三島の賑わいを取り戻すには参道の復活が不可欠です。
参道を元気にするにはどうすればよいでしょうか。これまでも検討して参りましたが、いまいちど私達は神奈川大学曽我部・吉岡研究室と関東学院大学柳澤研究室の協力を得てこのテーマに取り組み、さまざまな提案を「大三島みんなの参道物語」と題して展示することにしました。
提案の中心は2つあります。その第1は宮浦港周辺の整備です。宮浦港はかつて海から参道への玄関口でした。眺望も良く、すぐ近くには今治市役所の支所や大三島公民館と一体になった図書館もあります。これらのエリアをもっと街に開き、島民の人々が日々集まりたくなる場所にするにはどうすれば良いかを提案します。
第2の提案は参道の古民家の改修です。かつて薬舗だった鈴木邸は参道でも最初期に建てられたと言われ、その佇まいは美しいのですが、傷みも激しい。この家を調査して、いずれは学校帰りの子ども達が立ち寄って楽しく過ごせる居場所にしようと考えています。子どもたちで賑わえば、参道もきっと明るくなるでしょう。
その他、誰でも自由に自分の参道への想いを模型にして展示できるような試み、参道付近の人々へのショートインタビューの映像など参道の活性化を実現するための提案をしたいと思います。

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