名称:「都市の祈り 住吉祭と堺」堺市博物館
会期:2023年11月3日(金)~2023年12月17日(日)
会場:堺市博物館
開館時間:9:30 〜 17:15
休館日:月曜日
入場料:一般 500円、大学生・高校生 250円、中学生・小学生 50円
住所:〒590-0802 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL:072-245-6201
URL: 堺市博物館
関西の夏祭りを代表する住吉大社の住吉祭は、「おはらい祭り」とも呼ばれます。この祭りでは、かつては6月晦日、現在では8月1日に、住吉大社から堺へ神輿が渡り、堺の御旅所で祓(はらえ)の神事がおこなれます。これは、堺が住吉大社と深い関わりを持ちながら都市として発展した歴史に由来するものと考えられます。
当館所蔵「住吉祭礼図屏風」(江戸時代前期)は、この堺への神輿渡御を描くもので、商家が軒を連ねる堺の町をにぎやかな行列が通るようすなど、見どころの多い絵画作品です。
本展では、同じく住吉祭の神輿渡御を描いた、アメリカのサンフランシスコ・アジア美術館所蔵「住吉祭礼図屏風」を日本で初公開します。長らくアメリカにあったためこれまで注目されなかった作品ですが、このたび日本で保存修理がおこなわれたのをきっかけとして、当館で紹介できることになりました。
これら二つの屏風をはじめとして、住吉祭を描く絵画のほか、関連資料など約60件を展示します。住吉祭と堺との長い歴史に思いを馳せるとともに、古い絵画のなかに描かれた祭りの見物を楽しんでいただければ幸いです。
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