「Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて」JRA京都競馬場

「Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて」JRA京都競馬場

名称:「Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて」JRA京都競馬場
会期:2023年11月04日(土) 〜 2023年11月26日(日)
会場:JRA京都競馬場 ステーションサイド3階展示コーナー
時間:9:00~17:00
休館日:月~金曜日 ※土・日のみオープン
料金:200円(11/12・11/19は500円)
住所:〒612-8265 京都市伏見区葭島渡場島町32
TEL:075-631-3131
URL:JRA京都競馬場

2023年4月にグランドオープンしたJRA京都競馬場と、10月に京都駅東部エリアに全面移転した京都市立芸術大学。この双方を記念し、京都競馬場内の展示コーナーにて、京都市立芸術大学の出身で日本を代表する芸術家、西野陽一氏・森村泰昌氏・八木明氏・山本容子氏の4名が「馬」をテーマに制作した作品の展覧会を開催します。
日本画家・西野陽一氏は、凱旋門賞の会場、パリ・ロンシャン競馬場が位置する、ブローニュの森を歩く馬をイメージした6枚組のパネル作品1点と親子の馬を描いた小作品を発表。
美術作品の登場人物に扮したポートレイト作品で知られる現代美術家・森村泰昌氏は、ジャック=ルイ・ダヴィッド作『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』に描かれた、馬にまたがるナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)に扮したセルフポートレイトと、その撮影に伴う小道具等を展示します。
陶芸家・八木一夫を父に持ち、清新な青白磁が国内外でも高く評価されている陶芸家・八木明氏は、馬を模した繊細な飾りを冠した青白磁による籠や、レリーフをほどこした陶板作品などを発表予定です。
都会的で洗練された作品を生み出し続ける銅版画家・山本容子氏は、ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』を題材とした銅版画作品を中心に、版画だけではなくその世界観を具現化したインスタレーションとしてショーケース一面を使った大型作品を展開します。
エリザベス女王杯(GⅠ)、マイルチャンピオンシップ(GⅠ)をはじめ、競馬が一層盛り上がる秋の京都競馬場で、初の試みとなる美術展です。この機会にぜひ足をお運びください。
出展作家
西野陽一
日本画家。1954年京都市生まれ。自然や動物などの生き物を題材に、日本画で独自の世界を開拓し続けている。
1978年京都市立芸術大学日本画科卒業。2006年第19回京都美術文化賞、2008年第26回京都府美術功労賞、2016年第8回円空賞、2022年京都市文化功労者など受賞。NEXT展、Nihonga・京などのグループ展や個展で作品を発表。
森村泰昌
現代美術家。1951年大阪市生まれ。1985年、ゴッホに扮したセルフポートレート写真でデビューして以降、国内外で作品を発表。近年の主な個展に、「M式『海の幸』――森村泰昌 ワタシガタリの神話」(アーティゾン美術館、2021年)、「ワタシの迷宮劇場」(京都市京セラ美術館、2022年)等。2018年、大阪・北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」を開館。2006年京都府文化功労賞、2007年芸術選奨文部科学大臣賞、2011年紫綬褒章を受賞。
八木明
陶芸家。1955年京都市生まれ。陶芸家の八木一艸を祖父に、八木一夫を父に持つ。緻密な計算と卓越した轆轤技術で、入れ子や紋平皿など集合体として空間を内包する作品を手掛ける。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)にて後進の育成にも尽力。1993年京都市芸術新人賞、1997年京都府文化賞奨励賞、2000年MOA岡田茂吉賞工芸部門 優秀賞、2006年紺綬褒章、2008年京都府文化賞功労賞、2009年第22回京都美術文化賞等を受賞。
山本容子
銅版画家。1952年埼玉県生まれ。都会的で軽快洒脱な色彩で、独自の銅版画の世界を確立し、絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開。1978年京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。1980年京都市芸術新人賞、1983年韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞、1992年『Lの贈り物』(集英社)で講談社出版文化賞ブックデザイン賞、2007年京都府文化賞功労賞、2011年京都美術文化賞、2013年京都市文化功労者表彰等を受賞。

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