名称:「倉俣史朗のデザイン ― 記憶のなかの小宇宙」世田谷美術館
会期:2023年11月18日(土)~2024年1月28日(日)
会場:世田谷美術館
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 年末年始 12月29日(金)~2024年1月3日(水)
2024年1月9日(火)
※ただし、2024年1月8日(月・祝)は開館
観覧料:一般 1,200円
65歳以上 1,000円
大高生 800円
中小生 500円
※( )内は20名以上の団体料金。事前に電話でお問い合わせください
※障害者の方は500円。ただし、小中高大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料(予約不要)
※未就学児は無料(予約不要)
※高校生、大学生、専門学校生、65歳以上の方、各種手帳をお持ちの方は、証明できるものを要提示
住所:〒157-0075東京都世田谷区砧公園1-2
TEL:03-3415-6011
URL:世田谷美術館
倉俣史朗(1934-1991、1978年以降は世田谷区在住)は、1960年代以降のデザイン界において、世界的に高い評価を受けたデザイナーです。富山県美術館所蔵の椅子《ミス・ブランチ》(1988年)に代表されるように、アクリル、ガラス、建材用のアルミなど、従来の家具やインテリアデザインの世界では用いられなかった工業素材に独自の詩情を乗せた仕事は、特に1970年代以降、世界的な注目を集めました。
1991年の没後もなお、比類ないデザイナーとして揺るがない評価を保っている倉俣ですが、国内美術館での紹介は数多いとは言えません。没後5年に原美術館から始まり、世界巡回をした回顧展(1996年)の後は、21_21デザインサイトでのエットレ・ソットサスとの二人展(2011年)がありました。しかし、埼玉県立近代美術館(2013年)以降、大きな展覧会は開かれていません。
本展では、作家の内面やその思考の背景による「倉俣史朗自身」を一つの軸としつつ、その「倉俣史朗自身」と紐づけながら初期から晩年までの作品を紹介することを試みます。2021年に没後30年を経たことも一つの契機として、同時代を生きた世代だけではなく、若い世代にも倉俣史朗という人と仕事を伝える機会となるでしょう。◆ 倉俣史朗
1934年に東京で生まれる。駒込の理化学研究所内で育った幼年期の思い出と、第二次世界大戦中の疎開先での光景が、その後の倉俣のデザインに通底し続けた。1965年の独立後は、次々と話題となる店舗デザインを発表し、同時代の美術家とも親しく交流した。1980年以降はイタリアのデザイン運動「メンフィス」に参加。その中心となったデザイナーのエットレ・ソットサスは、「ほかのデザイナーが電報を打っている時に、シローだけが俳句を詠んでいた」と語った。
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