名称:生誕850年記念特別展「紀州・明恵上人伝」和歌山県立博物館
会期:2023年10月14日(土)~11月26日(日)
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般:830円(680円)、大学生:520円(410円)
※( )内は20人以上の団体料金。
※高校生以下・65歳以上・障害者手帳の交付を受けている方は無料。
※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。
※11月5日(第一日曜日)は、有料。
※関西文化の日(11月18日(土)・19日(日))、ふるさと誕生日(11月22日(水))は無料。
主催:和歌山県立博物館
後援:有田市・有田市教育委員会・湯浅町・湯浅町教育委員会・有田川町・有田川町教育委員会
住所:〒640-8137和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL:073-436-8670
URL:和歌山県立博物館
承安(じょうあん)3年(1173)紀伊国(きいこく)有田(ありだ)の地に、湯浅党(ゆあさとう)の祖・湯浅宗重(むねしげ)を祖父として、明恵上人は生まれました。神護寺や東大寺で教学を極め、栂尾(とがのお)高山寺(こうさんじ)を華厳(けごん)の道場として再興したことで知られますが、故郷とのつながりはその生涯にわたります。明恵の没後、弟子の喜海(きかい)は上人の行状記(ぎょうじょうき)をまとめ、紀州での日々を支えた湯浅一族とともに「明恵上人紀州八所遺跡(国指定史跡)」を定めました。本展では、生前の明恵の足跡をたどりつつ、故郷を舞台に生まれた伝説、花開くゆかりの美術や芸能を通して、明恵讃仰(さんごう)の歴史を紐解きます。
【展示構成】プロローグ 明恵上人誕生/Ⅰ 紀州にて:つとめ・はげみ・もとめ・いのる
Ⅱ 栂尾より:思想はかたちに/Ⅲ 伝説へ:信仰の武士団と春日の神/エピローグ 慕うこころ
展示資料総数 122件172点(うち国宝1点、重文14点、和歌山県指定34点、有田市指定5点、湯浅町指定13点、有田川町指定9点、広川町指定5点、岸和田市指定1点)
明恵上人誕生
湯浅の一族に生まれ生涯にわたって故郷とのつながりをもち続けた明恵上人は、亡くなる前年、湯浅に施無畏寺(せむいじ)を開きます。施無畏寺は湯浅一門の寄進と誓いによって創建され、そのことを記す「湯浅景基(ゆあさかげもと)寄進状(きしんじょう)」は、紀州・明恵上人伝の最も重要な瞬間の資料とも言えるでしょう。釈迦(しゃか)を父と慕い、紀州で厳しい修行に励み、湯浅一族のために何度も祈りを捧げた明恵の人となりをご紹介します。
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