「天地耕作 初源への道行き」静岡県立美術館

名称:「天地耕作 初源への道行き」静岡県立美術館
会期:2024年2月10日(土)~2024年3月27日(水)
会場:静岡県立美術館
展示室:第1~第5展示室
時間:10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日:月曜日 ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館
観覧料:一般 1,000円(800円)
    70歳以上 500円(400円)
    大学生以下 無料
    ※( )内は前売・団体料金です
    ※企画展に入場の方は、収蔵品展、ロダン館も併せて観覧できます
    ※団体のお申込/20名以上の団体のお申込は、美術館総務課へ直接お問合わせください
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方と付添者1名は無料
住所:〒422-8002静岡県静岡市駿河区谷田53-2
TEL:054-263-5755
URL:静岡県立美術館

「天地耕作 初源への道行き」静岡県立美術館
「天地耕作 初源への道行き」静岡県立美術館

「天地耕作(あまつちこうさく)」は、村上誠と村上渡の兄弟と、山本裕司の3名が協働で行った、美術制作のプロジェクト。展覧会では、天地耕作の活動の軌跡をたどる。彼らの作品は、生や死といった根源的なテーマに挑むもので、石や土、木材、流木、縄などを素材に用いた、野外で制作される大がかりなものであった。しかしながら、制作・発表場所は、彼らの私有地や採石場跡地、湖畔などであり、一般的な野外展などに比べるとアクセスや公開期間が限られ、鑑賞者も限られていた。その活動を知る者は多くはない。
また、1991年からは、造形物に加えてパフォーマンスが伴うようになった。パフォーマーは、彼ら自身のほか、舞踏家など外部からの出演もあった。2003年、静岡文化芸術大学ギャラリーで「天地耕作、まで」展が開催され、同時期に、作品とパフォーマンスの公開を行う一方、非公開の作品制作を彼らの私有地で行った。これが天地耕作としての最後の活動となる。
近年、天地耕作はアーカイブ展示や著作でも取り上げられ、再評価が進みつつあるが、美術館において個展が開催されたことは未だなかった。本展は、美術館では初の個展として開催されるものである。写真や資料、新たに発見された映像などにより、活動の全貌を明らかにするとともに、遠州奥三河の伝統芸能に着想を得たインスタレーションを発表予定。また、2003年の未完となっていた野外作品のプランを、20年を経て美術館の裏山にて実現させる計画があり、本展の見どころの一つとなる。

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