名称:「細川コレクション 土方歳三資料館×肥後熊本藩」熊本県立美術館
会期:2024年1月10日(水)〜2024年3月24日(日)
会場:熊本県立美術館
開館時間:9:30 〜 17:15 1月10日は12:00から
休館日:月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 700円、大学生 500円、高校生以下 無料
住所:〒860-0008熊本県熊本市中央区二の丸2
TEL:096-352-2111
URL:熊本県立美術館
天保6年(1835)5月5日、武蔵国多摩郡石田村(現・東京都日野市石田)に生まれた土方歳三は、11歳で江戸に出て奉公を経験し、その後薬の行商のかたわらで天然理心流を研鑽。この剣術を通じて、4代目宗家を継いだ近藤勇との出会いがありました。
文久3年(1863)、将軍・徳川家茂の上洛に際し、幕府が剣術心得のあるものを徴募したため、歳三は近藤ら試衛館の同志と共に上京。その後、浪士組を母体とする政治集団「新選組」を発足させ、洛中洛外の警備にあたりました。とくに有名なのは「池田屋事件」に功績を挙げたことでしょう。
明治元年(1868)の鳥羽・伏見の戦いでは、歳三は怪我の近藤に代わって隊を指揮します。敗れて東帰した後は、幕府主戦派の一隊と合流。宇都宮、会津と転戦し、仙台にて幕臣・榎本武揚と諮り、蝦夷へ渡り箱館五稜郭に入城。ここで歳三は、蝦夷仮政権の陸軍奉行並という重職に就き、新政府軍と壮絶な戦いを繰り広げました。そして、明治2年(1869)5月11日、諸兵隊を馬上で指揮している中、流れ弾に当たり、35年の生涯に幕を降ろしました。
本展は、土方歳三資料館の所蔵品を中心にして、激動の幕末維新期を駆け抜けた、“新選組副長・土方歳三”の軌跡をご紹介するものです。また、この機会に合わせて、永青文庫所蔵の肥後熊本藩が記録した“新選組”にまつわる古文書等を展示します。
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