「自治とバケツと、さいかちの実-エピソードでたぐる追廻住宅-」せんだいメディアテーク
名称:「自治とバケツと、さいかちの実-エピソードでたぐる追廻住宅-」せんだいメディアテーク
会期:2023年11月3日(金・祝)〜2023年12月24日(日)
開館時間:10時30分~18時30分(入場は18時00分まで)
※2023年11月30日(木)は休館。
会場:せんだいメディアテーク 6階ギャラリー4200
入場料:一般500円(大学生・専門学校生含む)、高校生以下無料、仙台市内在住の65歳以上の方や障がい手帳をお持ちの方は半額
構成・制作:佐々瞬・伊達伸明
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
協力:新田住宅親和会、青葉山公園・仙臺緑彩館(青葉山エリアマネジメント)、仙台市民図書館
助成:一般財団法人 地域創造
住所:〒980-0821宮城県仙台市青葉区春日町2-1
TEL:022-713-3171
URL:せんだいメディアテーク
2023年、仙台市川内追廻地区が青葉山公園になりました。
この場所にかつてあった追廻住宅。
その77年にわたる歴史や暮らしを振り返る展覧会を開催します。
構成・制作に、地域の人々の営みを調べ表現するアーティスト、佐々瞬、伊達伸明を迎え、
自らの手でつくりだしてきた生活のありようと街の姿について、個々の目線から街の点描を試みます。
[追廻住宅について]
青葉山と広瀬川の間に位置する川内追廻地区の国有地には、戦後、住宅営団により「応急簡易住宅」が建設され、戦争で家を失った人や海外から引き上げた人が暮らしはじめました。その後まもなく住宅営団が解散となったため、住民は建物を買い取り、土地の賃借料を国に支払いそこに住み続けることにしました。しかし一方、すでに市は都市計画でこの地区を公園緑地にすることとしていたため、住宅地としてのインフラ整備は充分に行いませんでした。そこで、住民たちは資金を出し合い自分たちで道路を舗装し、水道を引くなどして暮らし続けました。長い間、市と住民は移転について話し合いを重ね、2023年2月、最後の一軒の解体を経て、「追廻」というひとつの街がなくなることとなりました。
参考:「追廻住宅親和会60年のあゆみ」、「仙台市史」、「仙台都市計画史」
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