名称:「東洋古陶磁展〜コレクションでたどる東洋のこころ〜」たましん美術館
会期:2023年11月25日(土)~2024年3月17日(日)
※会期中一部展示替えあり
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)
休館日:月曜日、祝日、年末年始
入館料:100円
※次の項目に該当する方は、無料でご覧いただけます。
中学生以下
住所:〒190-8681東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫本店1F
TEL:042-526-7788
URL:たましん美術館
たましんコレクションの柱のひとつに、中国・朝鮮・日本の約200点で構成される東洋古陶磁コレクションがあります。
本展では、2020年に立川市の多摩信用金庫本店1階に「たましん美術館」が開館したことを記念して企画した展覧会から、ミニ図録に収録した主要作品のみをこのたましん歴史・美術館で展観します。
わが国の「伊万里」。その味わいある文様や形は、朝鮮さらには中国を手本としながらも、和やかな絵付けは“日本人好み” の風趣に富んでいます。江戸初期に朝鮮から日本へと渡り、この伊万里を産みだしたひとつが朝鮮の逸品「李朝白磁」です。中国からの影響に清廉潔白を信条とする儒教思想が交わり、その端正な美は誕生しました。そして、中国。元時代、白磁を青の美しい文様で彩った「青花」は、文明が革新した北宋の「定窯白磁」、異国情緒ゆたかな唐時代の「三彩」、漢時代の「明器」へと時代を遡り、新石器時代につくられた「彩陶」の荘厳さにその起源を感じることができます。
やきものは、まさに国の歴史と民族性をうつす鏡です。中国で培われた技術は、朝鮮、日本へと伝わり、それぞれの時代背景と、国々の交易・文化交流を映しながら特有の造形や様式として花開きました。本展では、浅からぬ関係をいまに紡ぐ三国の歴史と、陶磁器にあらわれる“東洋のこころ” をご堪能いただければ幸いです。
また、併設展示では「絵の中のいきものたち」と題して、藤田嗣治《猫二匹》、熊谷守一《鬼百合》、児島虎次郎《裸婦半身図》など動物や植物、人物を主題とした作品をご覧いただきます。生命感みなぎる表現を、ぜひお楽しみください。
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