「とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家」広島市現代美術館

「とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家」広島市現代美術館

名称:「とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家」広島市現代美術館
会期:2024年1月20日(土)〜2024年3月17日(日)
会場:広島市現代美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   2月12日は開館
   2月13日・20日は休館
入場料:一般 1100円、大学生 800円、高校生・65歳以上 550円、中学生以下 無料
主催:広島市現代美術館
後援:広島県、広島市教育委員会、中国新聞社、朝日新聞広島総局、毎日新聞広島支局、 読売新聞広島総局、NHK広島放送局、中国放送、テレビ新広島、広島テレビ、 広島ホームテレビ、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協力:和歌山県立近代美術館
住所:〒732-0815広島市南区松原町9-1
TEL:082-264-1121
URL:広島市現代美術館

「とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家」広島市現代美術館
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池田満寿夫(1934–1997)は旧満州国・奉天で生まれ、終戦の年に父母とともに長野に引き揚げました。高校を卒業後、画家を目指して上京し、靉嘔を通じて、デモクラート美術家協会を率いた瑛九や、美術評論家で「創造美育」運動の主宰者であり、版画のコレクターでもあった久保貞次郎に出会います。
デモクラート美術家協会は、主に東京と大阪で活動していましたが、「既成画壇に出品しないこと」が唯一の参加条件で、制作に自由を求める多くの作家が参加しました。池田もその一人でしたが、瑛九から銅版画を習い、久保の後援によって版画制作に打ち込みました。
戦後、国力を回復しつつあった日本は、初の国際現代美術展として1957年に第1回東京国際版画ビエンナーレ展を開きます。池田をはじめとするデモクラートの作家が同展に出品入選し、彼らの飛躍のきっかけとなりますが、一方瑛九はデモクラートの解散を決めます。しかし、若い作家たちは版画の可能性に目ざめ、旺盛な創作活動を見せ、なかでも池田は、1966年にベネチア・ビエンナーレで版画部門の国際大賞を受賞するなど、国際的に評価されるようになりました。
この展覧会では、没後四半世紀を経た、当館が所蔵する池田作品のうち、1950年代から1966年頃までの作品とともに、池田が影響を受け、また交友のあった作家の作品により、当時、世界から注目された彼らの版画と油彩画を振り返ります。

池田満寿夫《姉妹たち》1965 広島市現代美術館蔵
池田満寿夫《姉妹たち》1965 広島市現代美術館蔵
池田満寿夫《私の詩人・私の猫》1965 広島市現代美術館蔵
池田満寿夫《私の詩人・私の猫》1965 広島市現代美術館蔵

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