特別展「カツオ一本釣り漁船にエンジンがついた!はじまりは伊勢・市川造船所」鳥羽市立海の博物館

特別展「カツオ一本釣り漁船にエンジンがついた!はじまりは伊勢・市川造船所」鳥羽市立海の博物館

名称:はじまりは伊勢・市川造船所「カツオ一本釣り漁船にエンジンがついた!」鳥羽市立海の博物館
会期:2023年12月9日(土)〜2024年4月7日(日)
会場:鳥羽市立海の博物館
開館時間:9時~16時30分
入館料:大人800円、学生400円
休館日:12月26日~12月30日
住所:〒517-0025三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
TEL:0599-32-6006
URL:海の博物館

伊勢大湊は、古来より造船の町として広く知られ、織田信長、豊臣秀吉が九鬼嘉隆に造らせた安宅船や旗艦船「日本丸」、明治時代には日本初の西洋型帆船「松阪丸」など、大湊で造られた船は日本の歴史にたびたび登場してきます。そして明治39(1906)年~41(1908)年にかけて日本最初の動力付き漁船「冨士丸」や三重県初の動力付き漁船「南島丸」が建造されていますが、その功績はあまり知られていません。
市川造船所は、江戸時代 元禄年間(1688-1704年)より昭和53(1973)年まで木造船から鉄鋼船のカツオ一本釣り漁船を数多く造り続けてきました。この造船業が、三重県の鰹鮪漁業や日本の漁業に与えた偉業について、また漁船の動力化の始まりと発達について理解を深めてもらいたく企画しました。
平成26(2014)年、市川造船所に残されていた船舶設計図面や船具など約6万点の資料が、伊勢市に寄贈され「旧市川造船所資料」として保管されることになり、令和2(2020)年には、日本船舶海洋工学学会が近代造船史につながる貴重な歴史資料として「ふね遺産」に認定し、船舶設計図面911葉(枚)は同年、伊勢市有形文化財に指定されています。

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