「平良志季の「可笑し異界おかしいかい?」展」佐藤美術館

名称:「平良志季の「可笑し異界おかしいかい?」展」佐藤美術館
会期:2024年1月5日(金)~2月12日(月・祝)
休館日:月曜日 *1/8(月・祝)、2/12(月・祝)開館。1/9(火)休館。
開館時間:午前10時~午後5時 (金曜のみ ~午後7時まで) ※入館は閉館15分前まで
入館料:一般700円 学生500円(中学生以下無料)
主催:公益財団法人佐藤国際文化育英財団 佐藤美術館
共催:新宿区
協力:靖雅堂 夏目美術店
住所:〒160-0015東京都新宿区大京町31-10
TEL:03-3358-6021
URL:佐藤美術館

「平良志季の「可笑し異界おかしいかい?」展」佐藤美術館
「平良志季の「可笑し異界おかしいかい?」展」佐藤美術館

 当館では日本画家平良志季の個展を開催いたします。平良は1990年東京生まれ、東京藝術大学デザイン科で日本画家中島千波氏に師事、同大学院では押元一敏氏の指導のもと日本画家としてのキャリアをスタートさせます。一見すると現代絵画とは思えない古美術的な作風は河鍋暁斎や葛飾北斎に憧れ、その画風を独自に学んできました。使用する画材は扱いの難しい絹に岩絵具がほとんどです。平良が取り組んでいるテーマは妖怪や美女たちの登場するふしぎな情景です。最新のシリーズでは一枚の絵の中に分割したコマをつくりそこへ漫画を描きます。古風な出で立ちで登場する人物たちですが、そこで語られるストーリーは現代にも通用する恋愛話だったりします。高い技術をおしげもなく使い描かれるどこか不思議で可笑しみのあるユーモアが平良作品の大きな魅力となっています。本展では《諱号す閻魔大王のネタ切れ》をはじめ平良の代表作と言える大作を揃えて展示いたします。特に平良の最近作のなかでも異色な《Let’s go☆鎖国》2022年TARO賞入選作を佐藤美術館バージョンでご覧いただきます。この作品はインスタレーションとして設計された作品で、まさに異界に入り込んだように楽しむことができます。また本展のために描き下ろした最新作《可笑し異界へいらっしゃれ☆》も必見です。
 その他にも妖怪絵描き歌(映像)の発表、挿絵の原画展示、ゲストを迎えてのお話会イベントやミュージアムショップでは平良志季のチャリティー展示がございます。平良が「可笑し異界?(おかしいかい?)」と名付けた本展は来場者を楽しませる工夫を全力で凝らした構成となっています。
 この機会に多くのみなさまに平良志季の表現世界をお楽しみいただければ幸いです。
平良 志季 TAIRA Shiki
1990東京都生まれ
2013東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
2015東京藝術大学大学院修士課程 描画装飾研究室 修了
〔主な個展・グループ展 etc〕
20140+展/新生堂ShinPA!!!!!!!!/おぶせミュージアム・中島千波館、佐藤美術館(以降2020まで毎年)
2015波濤の會/上野松坂屋、名古屋松坂屋、小倉井筒屋、福岡三越(以降毎年)
2016空-風神・雷神/池袋西武本店レスポワール展/スルガ台画廊三越芸大/日本橋三越
2017阿吽/池袋西武本店美人画づくし展/アートもりもと個展/池袋西武本店(以降隔年)個展/船橋西武Artist Room in hotel/パークホテル個展/山口井筒屋
2018アートフェア東京/東京国際フォーラム個展/富山大和日月展/池袋西武個展/広島そごう個展/神戸そごう
2019平成の富嶽三十四景/池袋西武アートフェア東京/東京国際フォーラム個展/福井西武
2020個展/山口井筒屋個展/徳島そごう三越×芸大/日本橋三越個展/名古屋松坂屋
2021個展/アートフェア東京個展/池袋西武描画図鑑/佐藤美術館(以降毎年)
2022個展/名古屋松坂屋個展/横浜そごう個展/渋谷西武個展/大阪うめだ阪急
2023個展/大和百貨店富山
その他、個展グループ展多数開催

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