名称:「いざ、勝負!」北斎館
会期:2024年1月20日(土)~3月31日(日)
入館料:大人1,000円、高校生500円、小中学生300円、小学生未満 無料
休館日:会期中無休
住所:〒381-0201長野県上高井郡小布施町小布施485
TEL:026-247-5206
URL:北斎館
この展覧会は「勝負」をテーマに描かれた北斎作品をご紹介します。浮世絵には様々な題材の作品がありますが、その中でも勝負事は人気の高いテーマといえるでしょう。英雄たちによる歴史的な一戦や戦闘シーン、不気味な妖怪と人間の対決、動物たちの知恵合戦、大自然の脅威と対峙する物語の主人公たち。一枚の浮世絵の中で繰り広げられる様々な「勝負」は、見るものを絵の中に引き込むような臨場感を持ち合わせています。
江戸の文化の中にも様々な「勝負」は溢れています。剣や槍の試合稽古、馬術などの競技は武士たちの間で盛んとなり、現代でも人気高い相撲は江戸の人たちを熱狂させました。 急激な物価高を図案化した巨大うなぎに抵抗する職人たちの必死な様子は、滑稽でありながら現代の私たちにも共感できる一面を持ち合わせています。
「勝負」をテーマに取り込んだ作品としては、天保七年(1836)に刊行された『絵本魁』や 嘉永三年(1850)に刊行された『絵本和漢誉』などの歴史上の武将を描き上げた版本作品が挙げられます。『絵本和漢誉』は、日本と中国で誉高い武人を取り上げたものです。英雄たちの力強い姿絵や戦闘シーンは迫力がありながら、髪の毛の一本一本やこまごまとした衣装細工からは繊細な筆遣いが感じられます。
くだらなそうな喧嘩から真剣な取っ組み合いまでさまざまな勝負が面白い!
さあ、あなたはどう勝敗つける?!
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