特別企画展「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」水野美術館
名称:特別企画展「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」水野美術館
会期:2024年04月06日(土) 〜2024年05月26日(日)
会場:水野美術館
開館時間:9時30分 – 17時(入館は16時30分まで)
休館日:毎週月曜日(※但し4月29日、5月6日は開館、4月30日、5月7日は振替休館)
入館料:一般 1,200円
中高生 700円
小学生 400円
20名以上の団体は各100円引き
小中学生が授業の一環として利用する場合は無料
小中学生は、毎週土曜日は無料
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、付添1名は半額(要手帳提示)
お着物でご来館の方は半額
前売券=一般1,000円
住所:〒380-0928長野県長野市若里6-2-20
TEL:026-229-6333
URL:水野美術館
世界を魅了した、新しき木版画の世界
新版画は、伝統的な浮世絵版画の技術を用い、高い芸術性を意識した新時代の木版画です。これを牽引し世に広めたのが、版元・渡邊庄三郎(わたなべしょうざぶろう)(1885-1962)です。
明治以降の木版技術は、西洋の写真や印刷技術の導入によって衰退の一途を辿っていました。そのなかで庄三郎は、あえて伝統的な絵師・彫師(ほりし)・摺師(すりし)による分業体制を活かしながら、来日した外国人作家や当時の新進気鋭の画家とともに新たな木版画の制作に取り組みます。
こうして世に送られた新版画は、摺り数を重ねた緻密な表現と美しい色彩によって、国内外の人々を魅了しました。戦争による不幸な断絶がありましたが、近年再評価が進み、その人気は再び高まりをみせています。アップルの創業者スティーブ・ジョブズが魅了され、蒐集したエピソードは特に有名です。
本展では、新版画の精神を今なお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的な協力のもと、特に希少な初摺(しょずり)の作品を通して新版画の魅力を伝えるとともに、庄三郎の挑戦の軌跡を辿ります。伊東深水の美人画、川瀬巴水(かわせはすい)の風景画、小原祥邨(おはらしょうそん)の花鳥画、名取春仙(なとりしゅんせん)の役者絵をはじめとする、モダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力をどうぞご堪能ください。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。