「嗣治と蓬春 二人の見た風景」山口蓬春記念館
名称:「嗣治と蓬春 二人の見た風景」山口蓬春記念館
会期:2024年2月3日(土)〜2024年3月31日(日)
会場:山口蓬春記念館
開館時間:9:30 〜 16:00
休館日:月曜日
2月12日は開館
2月13日は休館
入場料:一般 600円、障害者手帳提示と付き添い1名 500円、高校生以下 無料
住所:〒240-0111神奈川県三浦郡葉山町一色2320
TEL:046-875-6094
URL:山口蓬春記念館
藤田嗣治(1886-1968)と山口蓬春(1893-1971)とは20世紀という、日本の歴史と美術とが大きく動いた時代に活躍した二人の画家です。
嗣治は明治43年(1910)東京美術学校西洋画科を卒業して間もなく渡仏。乳白色の絵肌に線描する独自の作風を生み出し、日本とパリを制作の活動拠点とする中でパリ画壇での地位を確立していきました。
蓬春は大正4年(1915年)東京美術学校西洋画科に進学しました。その後、日本画科へ転科し同科を首席で卒業後、画壇への華々しいデビューを経て日本画家としての道に邁進しました。
活躍の舞台を異にする7歳差の嗣治と蓬春。その二人の画家の人生が交差するのは、日中戦争から太平洋戦争にかけてのことでした。昭和16年(1941)に設立された大日本航空美術協会において、嗣治と蓬春は発起人として選出されました。翌17年(1942)、二人は同時期にサイゴン・プノンペン、香港、広東などへ派遣を命じられ、4月上旬から6月中旬まで同地域に約3ヵ月にわたって行動を共にしていたのです。
嗣治が昭和17年(1942)から同19年(1944)にかけて蓬春に宛てた書簡6通は山口家によって大切に保管され、現在も記念館に収蔵されています。また、嗣治が広東を訪れた際に描き、蓬春に贈った風景画を、蓬春は丁寧に額装し、戦後も画室に飾るなどして愛蔵していました。
本展覧会では当館最新の調査報告に基づき、蓬春の現地での足取りをたどりつつ、嗣治の書簡から二人の関係性を読み解きます。さらに二人が取材先で描きとめた風景、風物に加えて、嗣治と蓬春それぞれによる明治時代の油彩画の肖像画を展観します。
前期:2月3日(土)~3月3日(日)
後期:3月5日(火)~3月31日(日)
※会期中に一部展示替えを予定しております。
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