コレクション展Ⅲ 小企画「生誕180年記念 呉昌碩の世界―海上派と西泠名家―」兵庫県立美術館
名称:コレクション展Ⅲ 小企画「生誕180年記念 呉昌碩の世界―海上派と西泠名家―」兵庫県立美術館
会期:前期:2024年1月13日(土)~2月25日(日)
後期:2024年2月27日(火)~4月7日(日)
会場:兵庫県立美術館 常設展示室6
協賛:公益財団法人伊藤文化財団、株式会社ハーフ・センチュリー・モア(サンシティタワー神戸)、兵庫県立美術館「芸術の館友の会」
特別協力:国立文化財機構文化財活用センター、東京国立博物館、京都国立博物館
住所:〒651-0073兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
TEL:078-262-0901
URL:兵庫県立美術館
清末から中華民国時代に活躍した呉昌碩(1844~1927)は、「清朝最後の文人」といわれています。生涯にわたって古代文字である石鼓文の臨書に励み、その風韻を書・画・篆刻に結実させました。古拙な味わいを内包した運筆は一世を風靡し、現代にいたるまで人気を博しています。生誕180年を機に開催する本展では、呉昌碩の名品を中心に、その師友や子息、また交流のあった海上派の芸術家たち、呉昌碩が初代社長を務めた西泠印社の創始者である呉隠・葉銘・丁仁・王禔とこれに続く諸名家の作品を展示します。
当館は、近年、書家・篆刻家の梅舒適(1916~2008)が収集した中国文物(梅舒適コレクション)を受贈しました。呉昌碩の熱烈な愛好者であった梅舒適は、100点を超える書・画・篆刻作品を手中に収め、その多彩なコレクションは国内外に知られています。また西泠印社名誉副社長を務めた梅舒適と現代の西泠名家との交友を伝える作品は、中国近代美術史のみならず日中文化交流史を検討するうえでも重要な意義を持つと考えます。呉昌碩ならびに親交のあった文人・書画家たち、作品に影響を受けた次世代の作家を紹介することで、呉昌碩が果たした功績とその影響を顕彰します。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。