名称:「im-video 2024」千鳥文化
会期:2024年2月1日(木)〜2024年2月5日(月)
会場:千鳥文化
開館時間:11:30 〜 18:00
2月3日、4日の展示は17:00まで
入場料:無料 ※ご来場の際はワンドリンクオーダーをお願いしております。
住所:〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目2−28
URL:千鳥文化
シンガポール在住のユーリック・ラオ、スペイン出身で韓国在住のラファエル、日本国内外で活動する韓成南のオーディオ・ヴィジュアル・アーティスト3名による展覧会とライブ・パフォーマンス、および上映会の3つの形式で紹介します。
フランス語の接頭辞である「im」は、否定や欠如を表すと同時に、ある範囲の中、もしくは状態も表す両義的な意味があります。im-video(イムヴィデオ)は、アイム・ヴィデオにも言い換えることもでき、映像が存在しない世界がもはや想像できない今だからこその、映像芸術のあり方を問う造語です。
2022年からロシア・ウクライナ戦争が始まり、2023年にはイスラエル・ハマス衝突が勃発しました。その影響により、ロシア内では、ある映画監督が映画制作を禁止され、余儀なく引退をしたり、芸術文化にたずさわる表現者たちは、言論統制によりロシアから脱出しているそうです。現代アートのギャラリーでもパレスチナ支持のアーティストの個展が中止されるなど、表現の自主規制が横行しています。世界はこれまでにない「大」小戦争時代に突入したかのように感じます。自然環境が刻々と悪化している最中に、なぜ人と人が戦う必要があるのでしょうか。経済を回すために戦争は必要なのでしょうか。自然災害が起これば、人間社会など無残に麻痺してしまうのに……。これ以上、人類の行き詰まりが加速しないよう、カッティングエッジな表現が失われないよう、表現の幅が狭まらないよう、自ら規制しないよう、3名のアーティストが考える「国」という単位が起こした「根源」に向き合う展覧会となります。
アーティスト
韓成南、ユーリック・ラオ、ラファエル
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