企画展「没後30年 山口誓子展~伝統の中から新しい俳句を~」かごしま近代文学館

企画展「没後30年 山口誓子展~伝統の中から新しい俳句を~」かごしま近代文学館

名称:企画展「没後30年 山口誓子展~伝統の中から新しい俳句を~」かごしま近代文学館
会期:2024年1月25日(木)~3月25日(月)
開館時間:9時30分~18時(最終入館17時30分)
休館日:火曜日
場所:かごしま近代文学館 常設展示室2階
料金:文学館常設展示観覧料(一般300円、小・中学生150円)
   ※年間パスポートもご利用になれます。
協力:神戸大学山口誓子記念館
住所:〒881-0005 宮崎県西都市大字三宅字西都原西5670番
TEL:0983-41-0041
URL:かごしま近代文学館

鹿児島にルーツを持ち、近代俳句に大きな足跡を残した俳人・山口誓子(1901-1994)。中学時代を過ごした樺太を題材にした句で「ホトトギス」の新鋭として頭角を現した後、大阪の住友合資会社に勤務しながら都会的な新しい素材を使った句や連作俳句を発表し、新興俳句運動を牽引しました。しかし、肺を患った誓子は、三重県の伊勢湾沿いで10年を超す転地療養生活を送ることになります。自然に囲まれて自己と対峙する日々は、おのずと作風を変化させました。
戦後は、「芸術ではなく芸である」と批判された俳句の復活を志して「天狼」を主宰し、「根源俳句」を提唱。「朝日新聞」俳壇欄の選者も長く務め、昭和俳壇に貢献しました。健康が回復した60代以降は、日本全国のみならず海外にも積極的に足を運び、旅先の風物を句にしました。
92歳で没するまで創作者として真摯に俳句と向き合った誓子。本展では、2024年3月に没後30年を迎える山口誓子の生涯と作品を辿ります。

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