「一粒の砂 記憶 ひかり」日本橋三越本店

あやめ 2023年 木枠に紙 38×45cm

名称:「一粒の砂 記憶 ひかり」日本橋三越本店
会期:2024年5月15日(水) ~ 2024年5月27日(月)
会場:本館6階美術 コンテンポラリーギャラリー 最終日午後5時終了
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

写真は、一粒の砂のようなものだと思います。
私たちが歩いているその地面の砂、一粒一粒にこれまでの長い記憶が残っていて、細かく砕かれてはどこかへ流れていく。
人も同じようなものです。なんでもないときの目に見えた光景がふと心にとどまって、それが写真という形になる。
記憶はだんだんと薄らいでいきますが、写真を撮ると、その光景がすこし長く心にとどまるような気がする。
ただそれだけのことが、写真の前に人をすこしの間、立ち止まらせるのです。
この場所に置かれている写真はすべて私の一瞬間であり、砂の一粒。
この一粒の砂の記憶を、ひかりとともにたどってみてください。
池坊専宗

三越コンテンポラリーギャラリーでは、池坊専宗氏の初の写真展を開催いたします。
池坊専宗氏は華道家としても目覚ましく活躍する一方で、写真の分野にも進出し、独学で学びながら日常で零れ落ちる一瞬を丁寧に撮影してきました。今展では、写真家としての活動を包括的にご紹介する初めての機会となります。研ぎ澄まされた感性で切り取った記憶の断片を並べ、その揺動の中から滲みだす美と生命の本質を見つめます。専宗氏の無垢な眼差しを体現したみずみずしい秀作の数々をぜひ会場でご覧ください。
日本橋三越本店

池坊専宗 
Senshu Ikenobo
華道家・写真家
1992年、華道家元池坊 次期家元池坊専好の長男として京都に生まれる。慶應大学理工学部入学後、東京大学法学部入学。東京大学卒業時に成績優秀として「卓越」受賞。池坊青年部代表を務める。日本橋三越本店・京都髙島屋などでいけばなを多数出瓶し、並行して祈りの展示「MOVING」をJR京都伊勢丹で行う。自分の生けた花を撮影し写真としても表現。京都現代写真作家展新鋭賞受賞。東京国立博物館アンバサダー。講座「いけばなの補助線」や文筆、デモンストレーションなど様々な形で花を生ける意味を伝え続けている。信条は「光を感じ、草木の命をまなざすこと」
京都新聞「現代のことば」や「ざ・いけのぼう」にて連載、ラジオ日本「池坊専宗の団子より花」とJFN「FUTURES 池坊専宗 3.0」のパーソナリティを務める。「あさイチ」「ゴゴスマ -GOGO!Smile!-」「25ans」等に出演。曲水の宴での作詩や対談など、他多数

あやめ 2023年 木枠に紙 38×45cm
あやめ 2023年 木枠に紙 38×45cm

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. わが街ながのゆかりの作家展 中村明個展「混ポジション」長野市芸術館
  3. 「東京造形大学 写真研究所 ―ミクロな視点とマクロな視点―」BankART KAIKO
ページ上部へ戻る