特別展「守山の御寺 大森寺の宝物」名古屋城

特別展「守山の御寺 大森寺の宝物」名古屋城

名称:特別展「守山の御寺 大森寺の宝物」名古屋城
会期:2024年03月02日 ~ 2024年05月07日
開館時間:午前 9 時 00 分~午後 4 時 30 分(最終入館:午後 4 時 00 分)
会場:名古屋城西の丸御蔵城宝館内展示室
観覧料:無料(別途名古屋城観覧料 500 円が必要です
住所:〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1番1号
TEL:052-231-1700
URL:名古屋城 西の丸御蔵城宝館

 名古屋市守山区にある浄土宗大森寺(だいしんじ)は、尾張藩二代藩主徳川光友(みつとも)公の生母である歓喜院(かんぎいん)(お尉[じょう]、乾[いぬい]の方、寛永11年[1634]没)の菩提寺として創建され、尾張徳川家の庇護を受け、崇敬を集めてきました。創建時の建物は明治初年に焼失しましたが、現在も尾張徳川家ゆかりの品々をはじめとする数多くの美術工芸品や歴史資料が伝えられています。本展では、多くが初公開の名品である大森寺の宝物を公開し、その歴史を紹介します。
【興旧山歓喜院大森寺(こうきゅうさん かんぎいん だいしんじ)】
 二代藩主光友は、生母歓喜院の菩提を弔うために、寛永14年(1637)に江戸小石川伝通院(でんづういん)内に大森寺の前身となる廟所を建立し、歓喜院と号しました。寛文元年(1661)に歓喜院の出生地である尾張国大森村に廟所を移転し、興旧山歓喜院大森寺と寺号を改めて創建されました。
 大森寺は「尾州御寺(びしゅうみてら)」の1つとして、江戸時代から尾張徳川家による手厚い庇護を受けました。尾州御寺とは、尾張徳川家と徳川一門の菩提寺で構成された尾張国内で最高格の浄土宗寺院を指します。明治になり、尾張徳川家の仏事を勤行するため、建中寺・相応寺・大森寺・高岳院・性高院の五寺で組織されました(のち清浄寺を加えて六寺となります)。江戸時代には尾張藩主と直接まみえることを許された格式ある寺院でした。光友と歓喜院の菩提を弔う寺院として、現在にいたるまで追善供養がなされています。

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