天野百恵 個展「Tiny Organisms – ゆたかな・菌の森 -」HRDファインアート

天野百恵 個展「Tiny Organisms - ゆたかな・菌の森 -」HRDファインアート

名称:天野百恵 個展「Tiny Organisms – ゆたかな・菌の森 -」HRDファインアート
会期:2024年03月09日(土) 〜 2024年04月13日(土)
会場:HRDファインアート
時間:【木曜日】11:00~15:00
   【金・土・祝】11:00~19:00
   ※その他の曜日は事前アポイント制
休館日:日・月・火・水曜日
   ※ただし、3/20(水・祝)はオープン
   ※休廊日も事前アポイントで観覧可能です
料金:無料
住所:〒602-0896 京都市上京区上御霊竪町494-1
TEL:090-9015-6087
URL:HRDファインアート

福岡県糸島市の里山を拠点に、自然に囲まれた生活と結びついたアート制作活動を行っているアーティスト、天野百恵の個展です。
大学卒業後、数年間を京都で暮らした後、現在の福岡に移った天野。
これまで、神秘性をまとった有機的なフォルムのモチーフを中心とした絵画や立体、インスタレーションの制作・発表を一貫して行ってきました。
近年はそれに加えて、里山での暮らしそのものも創作と位置付け、農業や古民家のリノベーションなど日々の営みとアート制作とを共鳴させたユニークな活動を展開しています。
本展では、自然と隣り合わせの生活の中で見出した小さな生命の営みや循環をテーマに、新作・近作の絵画作品を中心に展観します。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックや地球温暖化、相次ぐ大規模自然災害などにより、私たち人類はいま「自然」といかにして向き合うべきかという問いを改めて突きつけられています。時に美しく、時に容赦無く残酷な姿を見せる「自然」と対峙しながら生み出された天野の作品は、現代社会における「豊かさ」の意味を問いかけ、世界を読み解くヒントを提示しているかのようです。
軽やかさ・やわらかさの中にも真摯なメッセージが込められた、天野百恵の絵画世界を是非ご高覧ください。
豊かさってなんだろうと考える時、目に見えないような小さな生き物たちがいきいきと動いて世界が勝手に作り変わっていくイメージが浮かぶ。豊かな場所からは、また豊かなものが生まれ、ぐるぐると回っていく。
私が2014年まで京都で暮らした8年間は、まさにその豊かさをたくさん自分の中に取り込む時間だったように思う。様々な場所が持つ力のことを考えたくて、今回改めてその小さな生き物たちに気持ちを向けてみることにした。(天野)
天野百恵
1982年福岡県生まれ。2004年九州産業大学芸術学部油彩画専攻卒業。人の暮らしを取り巻く自然をはじめとしたエネルギー、循環の力などをテーマに絵画制作やインスタレーション展示、また暮らしやライフスタイルも含めた表現活動を展開。
2006~2014年の8年間を京都で過ごした後、2017年より福岡県糸島市の里山に移住。住まいの古民家「くるくるハイツ」では子ども2人との3人暮らしをベースに、人々を巻き込む様々な活動を行なっている。
日々の暮らしと表現活動を地続きにすることで、既存の固定観念に縛られないクリエイティブな暮らし・新しい生き方の研究・実践を行い、暮らしの表現と発信を継続中。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「土が開いた現代 革新するやきもの」和歌山県立近代美術館
  2. 「キース・へリング展 アートをストリートへ」兵庫県立美術館
  3. 「倉敷のやきもの―民藝の風吹きて―」きび美ミュージアム
ページ上部へ戻る