企画展「驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―」横須賀美術館

企画展「驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―」横須賀美術館

名称:企画展「驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―」横須賀美術館
会期:2024年4月20日(土)~6月23日(日)
開館時間:10:00~18:00
休館日:5月13日(月)、6月3日(月)
観覧料(税込)
   一般 1,300(1,040)円、高校生・大学生・65歳以上 1,100(880)円、中学生以下無料
   所蔵品展、谷内六郎館も観覧できます。
   ( )内は20名以上の団体料金
   高校生(市内在住または在学に限る)は無料
   身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
主催:横須賀美術館
住所:〒239-0813神奈川県横須賀市鴨居4-1
TEL:046-845-1211
URL:横須賀美術館

企画展「驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―」横須賀美術館
企画展「驚異の細密表現展―江戸・明治の工芸から現代アートまで―」横須賀美術館

開港場であり居留地のあった横浜は、明治期には陶磁器の一大生産地であり、真葛焼に代表される「横浜焼」の精巧な細工や意匠は欧米の人々を驚かせ、大変な評判を呼びます。また同じく横浜では、洋家具をもとにして龍や松竹梅、鳳凰などの精密な彫刻をほどこした和洋折衷で輸出用の彫刻家具が制作されます。近年、横浜焼が里帰りしつつあり、また日本にほとんど残っていない貴重な彫刻家具の表現にも改めて注目が集まっています。
時代が変わっても、優れた技術を伴いつつ強烈な個性と芸術性をもつ作品は、人々を魅了してきました。近代においては西洋由来の写実的な表現として、迫真的な力強さを伴った絵画や彫刻を生み出しています。明治から昭和初期にかけて、高橋由一、岸田劉生、河野通勢らを始めとした鬼気迫るような油彩画はその好例といえるでしょう。
また、今日においても自らの表現を突き詰める現代作家による注目すべき試みを見ることができます。ここでは現代美術として、絵画や様々な素材を用いた立体を展示いたします。本展は、日本の近代から現代における細密表現をキーワードにして、「江戸・明治の工芸」、「近代絵画・彫刻」、そして「現代美術」という幅広いジャンルから選りすぐった作品をご紹介し、その表現の多様性をご覧いただこうとするものです。

木下晋《鮭》1993年、鉛筆・ケント紙、平塚市美術館蔵
木下晋《鮭》1993年、鉛筆・ケント紙、平塚市美術館蔵
初代 宮川香山《高浮彫桜ニ群鳩花瓶》 明治前期、陶磁器、田邊哲人蔵
初代 宮川香山《高浮彫桜ニ群鳩花瓶》 明治前期、陶磁器、田邊哲人蔵
高橋由一《墨水桜花輝燿の景》1874年、油彩・カンヴァス、府中市美術館蔵
高橋由一《墨水桜花輝燿の景》1874年、油彩・カンヴァス、府中市美術館蔵

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