名称:「柿衞文庫コレクション 絵入り俳書の魅力」市立伊丹ミュージアム
会期:2024年4月12日(金)~6月2日(日)
※会期中に一部展示替えを行う場合があります。
会場:展示室1
休館日:月曜日(但し4月29日・5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料:一般200(150)円、大高生150(100)円、中小生100(50)円
※( )内は20名以上の団体料金
※学生の方は、学生証をご提示ください
※兵庫県内在住・在学の小中学生は、ココロンカードなどのご提示で無料
※伊丹市内在住の高齢者の方は、証明書のご提示で半額(平日は60歳以上、土日祝は65歳以上)
※障害者手帳をお持ちの方は、手帳のご提示で半額(ご本人と介護者1名)
※その他の特別料金等については、こちらをご覧ください
主催:市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体/伊丹市]
企画:公益財団法人 柿衞文庫
住所:〒664-0895 兵庫県 伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL:072-772-5959
URL:市立伊丹ミュージアム
美しい挿絵を配置して趣向を凝らして作られた俳諧の書物を「絵俳書」といいます。
絵俳書の歴史は、明暦2(1656)年に刊行された北村季吟の俳諧句集『いなご』に始まり、歌仙絵にならって俳人の肖像をあつめたものや句の意味に即した絵を添えたものなどがあります。
絵俳書がさかんに制作された享保期(1716~1736)には、墨一色刷だけでなく彩色刷のものも出版されるようになり、とくに享保15(1730)年刊行の『父の恩』は、彩色刷絵俳書の最初のものとして注目されています。
さらに宝暦6(1756)年刊行の『わか菜』は、江戸の絵師・勝間龍水らによる挿絵の豪華多色刷の絵俳書で、明和2(1765)年に鈴木春信らによって創始された錦絵よりも先んじています。
そして、安永・天明期(1772~1789)には与謝蕪村により俳画が大成され、円山四条派を中心とした画家たちが活躍し、様々な趣向を凝らした絵を楽しむ俳書が数多く出版されました。
本展では、公益財団法人柿衞文庫が収蔵する絵俳書とともに、絵俳書の編者や画者たちの直筆資料もあわせて展覧し、その魅力に迫ります。江戸時代の俳人たちの粋な楽しみであった絵俳書と、俳人たちの生きた証ともいえる直筆資料をどうぞお楽しみください。
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