「-ヨーロッパの詩情- 稲垣龍雄 絵画展」福岡三越

『プロバンスに風わたり(フランス)』 15F 

名称:「-ヨーロッパの詩情- 稲垣龍雄 絵画展」福岡三越
会期:2024年6月5日(水) ~ 2024年6月10日(月) [最終日午後5時終了]
場所:福岡三越 4階 岩田屋三越美術画廊
住所:〒810-8544 福岡市中央区天神2-1-1
TEL:092-724-3111
URL: 福岡三越

『サン・テミリオンの街角(フランス)』   4F
『サン・テミリオンの街角(フランス)』 4F

2度に渡り2年間のヨーロッパ滞在で25ヵ国取材した稲垣龍雄さん。印象に残った美しい風景を、確かなデッサン力と緻密な描き込みで作り上げた画面からは臨場感が有ります。そんな旅情を誘う作品約30点の展覧をお楽しみ下さい。

美の研鑽を求めたヨーロッパの旅は、フランドル絵画の始祖ファン・エイクの祭壇画に始まり、やがて北はロシア、北欧から南はアフリカまでに及ぶ長い描画の取材は、果てしない巡礼となりました。
正に南欧に陽光を求めたゴッホや中欧で陰影を深めたモーツァルトの軌跡に重なりました。 
そこには彼ら中世の賢人が見た風景や遺構がそのまま残ってました。
イギリスの丘には風が渡り、パリの賑わいには今も人々の息づかいが伝わってました。かつて栄華を誇った南欧イタリアやギリシャには哀切の情け深く、多くの血涙が刻まれたであろうローマ時代からの石畳には今も陽光が降りそそぎ詩情を謳い、落日のリスボンの路地裏で見た人々の生活は描き手の琴線をふるわせました。
この彼ら市井のたたずまいと心情を画布に留める旅でした。
陽光と陰影、風と水、変わらない自然と人心の物語をヨーロッパに求め、具象絵画にのこしてます。  
稲垣龍雄
略歴
1952年 奈良県奈良市生まれ
1978年 武蔵野美術大学 油絵学科卒業
1978~89年 2度に分け2年間滞在
ドイツ・ベルギー・オランダを拠点にフランス・イタリア・イギリス・スペイン等北欧から北アフリカまで25ヶ国取材
1994年 銀座大賞展出品
2013年 小磯良平大賞展出品
現在 無所属

『プロバンスに風わたり(フランス)』 15F 
『プロバンスに風わたり(フランス)』 15F 

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る